10月 24, 2010

秋の楽しみ

いつのまにかすっかり秋になっている。空が抜けるように高くて美しい。心配した紅葉も何とか始まっている様子。ただ、いまだに百日紅(さるすべり)の花が咲き残っているのは奇妙。百日紅は真夏の花なのに。

この時期、楽しみにしているのがザクロの実。食べるのではない。実を見て、その色を楽しむのだ。毎年1本の木に注目している。芦屋駅近くの一軒の空家。荒れ果てたその家の庭に1本の大きなザクロの木がある。熟してくると信じられないような真紅になる。特に朝日や夕日が当たると、胸騒ぎするような怪しい深紅の姿を現す。あれを見るのが秋の楽しみのひとつになっている。ちょっとマニアックだけど。

それと、朝の通勤時、大阪駅から職場に向かう時に通る「老松通り」という道の匂い。古美術店が並ぶことで有名なその道は、何ともいえない懐かしい匂いがする。昭和の匂いというのか、昔おばあちゃんの家で嗅いだような、ちょっぴりカビ臭い匂いに醤油の匂いが混ざったような。その通りには、うどん屋や小料理屋が何軒もあって、朝はそれらの店から「出汁」を仕込む匂いが流れてくる。通りじゅうが「カツオだし」の匂いに満たされる。それを胸いっぱいに吸い込んで、私も幸せに満たされる。この時期、だんだん朝は肌寒くなってきて、その幸せ感が格段に増すのだ。

涼しくなって俄然、食欲も増してきて、最近やばいことを覚えてしまった。

梅田の阪神百貨店の地下の「スナックパーク」に立ち寄ってしまったのだ!イカ焼きで有名なこの場所は、いわば「立ち喰い蕎麦」のフードコート版?みたいなところ。とにかく何でもある。たこ焼き、焼きそばはもちろんのこと、あらゆる麺類、寿司、ちょぼ焼きなるもの(未知)、カレー、御座候、もちろんマクドも。そして私のお目当てはたこ焼き。「くくる」という店。5個で320円。小腹の空いた仕事帰りにちょうどいい。

すべて立ち食い。いつも人でいっぱいで、ごった返している。前までは、なんとなく雑然としていて、不潔っぽいし(おまえが言うなって?笑)、ちょっと敬遠していた。でも、一歩足を踏み入れて仲間に入ったとたん、えもいわれぬ快適空間と化した。街の中心に、こんな早くて安くて旨い店が密集した空間があるなんて、やっぱり大阪はすごい。さすが大阪や!と、満たされた気持ち(というか腹)で帰りの電車に乗る。

私はもともと、「立ち食い蕎麦」愛用者。あの「お互い無関心」な感じ。「食べるためだけに居る」感じ。「食べ終わったら、さっさと出て行く」感じ。サービスにも一切無駄がないし。あの一切の無駄のない硬派な感じが好きなのだ。ひとりで、とりあえずお腹を満たしたいときは、迷わず立ち食い蕎麦に入って、きつねうどんを食べる。安いしね。

ああ!なんかどうでもいいことで、思いがけず長文になってしまった。

平和な証拠かも。

タマジも食欲が増してきた


2 件のコメント:

  1.  綺麗な夕焼けの写真ですね。

     阪神の地下フードコーナーは、僕もよく行ってました。
     くくる、美味しいですよね。
     お昼ご飯には、きしめんを食べてました。
     立ち食ひパスタもあって、禁断症状が出たときには何度か食べたのですが、いつの間にか別の店に変ってました。
     やはりいくら大阪人でも、パスタの立ち食ひは馴染まなかったのでせうか・・・。

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  2. ええ!パスタもあったんですか?それは残念。大のパスタ好きの私としては、パスタはパスタ、立ち食いでも全然OKなのに...

    その阪神百貨店、地下2階にも安いレストラン街があるんですね!(ちなみにスナックパークは地下1階)知らなかった。そこにはパスタ屋さんもあるようです。恐るべし、阪神百貨店!

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