12月 31, 2014

フランス土産

サナギの修学旅行、フランスの修道院と城跡訪問のお土産は、多数の写真。その一部をここに。

やっぱり教会のステンドグラスが綺麗。サナギは修道院の暮らしに感じ入った様子。

初めての海外、しかもヨーロッパという遠く離れた場所に行ったわけだが、学校からということで、自由な時間はほとんど無し。またいつか自分で行ってみたいそうだ。



























11月 09, 2014

朝顔は秋の花?

ベランダの朝顔がまだ咲く。電車から見える線路脇の自然生えの朝顔もまだ咲いている。もうすっかり秋なのに...と思っていたら、なんと俳句の世界では朝顔は秋の季語らしい。旧暦の秋だから、今でいう秋とは少し違うかもしれないけど。

※この写真は去年のもの
電車の窓から、線路脇に咲く植物を観察するのは大学時代から続く趣味のひとつ。中でも最近とくに気に入っているのは、晩夏から最盛期を迎える野生化した朝顔。青や赤紫、薄いピンクや真っ白、概して小ぶりだけど、群れになって咲く姿は本当に美しい。

そうか、秋の花だったんだ。そう思うと、また少しイメージが変わって、新しい魅力を発見した気分になる。

10月 26, 2014

沈黙の価値

気がつけば、また季節がめぐって今は秋。

前回の更新からなんと3ヶ月も経っている!

その間に色んなイベントがあった。

夏休み、サナギと一緒に北海道に旅行に行ったり、いつも美味しい野菜を届けてもらう有機農家さんを訪問したり、中学、高校、大学それぞれのプチ同窓会に参加したり...

一番近いところでは、昨日、サナギと一緒に映画を見に行った。

『大いなる沈黙へ』という映画。ドイツ人が作った映画だが、舞台はフランスの山あいにある修道院。修道士の日常を淡々と記録したドキュメンタリーで、効果音もナレーションも一切なし。静かな静かな映画で、何ひとつ事件はおこらないにもかかわらず、なぜか後に強烈な印象を残す不思議な映画だった。

久々に本当にいい映画をみた。

7月 21, 2014

ちょっとずつ

ずいぶんと久々の更新。

ぼちぼち夏野菜が取れ始めた。今年は何かと季節の進みが遅い気がするのだが、気のせいだろうか。

今日の収穫は胡瓜、バナナピーマン、茄子、インゲンマ豆、オクラ、伏見甘長唐辛子、サニーレタス、ルッコラ、ねぎ、えだ豆、ミニトマト、トマト。全12種類をちょっとずつ。このちょっとずつというのがなかなかいい。


いろいろ、ちょっとずつ

えだまめは今年初めて植えてみた。他の人たちに忠告されていたとおり、カメムシがついた。それもかなりびっしり。カメムシがついたら、もう臭くなって食べられないよ、と言われていたのだが、試しにいくつか摘み取って茹でて食べてみたら何ともない。確かに見た目は少し痛んでいるけど、カメムシの臭いはしないし、むしろ、取りたてなので甘くて美味しい。

思うに、私の取り方がカメムシの心を乱さなかったから、別に臭いを出す必要がなかったのではないだろうか。心の中で、「ちょっともらいますよ」とつぶやきながら、こっそり取ったのだ。これが良かったのかも。プロの農家ではないので、枝豆を一度に根こそぎ引っこ抜いて収穫する必要はない。よく実の入った充実した豆だけを切り取って、あとのはまだこれから太るかもしれないので、そのまま枝に置いておけばいい。これが家庭菜園の醍醐味だと思う。

そんなやり方で収穫して、あまりにカメムシに優しくしていたので、今ではもう幼虫まで生まれて、色の薄いチビカメムシが枝豆の上をウロウロしている始末。すっかりくつろぎムードなのだ。たぶん彼らは攻撃されないかぎり、あの強烈な臭気を出さないので、要は攻撃されたと感じさせなければいいのかも。そうやって気を使いながら、毎週ちょっとずつ収穫している。

枝豆とトウモロコシは、特に収穫後の味の変化が激しく、取りたての甘さは格別と聞いていたので、今年はこのふたつに挑戦してみた。トウモロコシは蟻の被害にあって失敗したが、枝豆はまずまず満足。


土用干し

晴天が続いているので、仕込んであった梅を干している。畑の梅の木は地主さんに切られてしまったので、仕方なく今年は無農薬の梅を購入した。大好物の梅干。出来上がりが待ち遠しい。

きのう髪の毛もばっさり切ったし、洗ってから仕舞おうと思っていた冬物も全部洗ったし、タマジの冬毛もおおかた全部抜けたし、いよいよ真夏に向けて準備万端!

4月 06, 2014

花の季節

久々に畑に行ってみたら、行く途中の木々も、畑の作物も、何もかも花咲いていた!


朝日に映える桜

近所のハナモモ

ソメイヨシノはもう満開

モミジの花?

ヤブツバキ

ツルキキョウ


ルッコラの花

聖護院大根の花

スナップエンドウの花

サヤエンドウの花

3月 29, 2014

春気

春の花が続々と咲き始めた。

何故かわからないけど気持ちが高揚する。菜の花、レンギョウ、サンシュユ、タンポポ...春は黄色い花が多いからかもしれない。

桜やボケ、桃や杏のピンク色も心が躍る。

いよいよ畑も忙しくなる。

虫も出始めた。

なんとなく、身体の中から力がわいてくる感じがする。


サンシュユの林

サンシュユの花


コマツナの菜の花


ミモザ


木瓜(ボケ)

ボケ その2

3月 02, 2014

いにしえの

パスポートが出来上がったので取りに行ってきた。5年のは紺色で、10年のは赤だということを初めて知った。当面は使う予定のないパスポートだけど、これでインドでもどこでも行こうと思えば行ける。まだまだ先の話だとは思うけど、今度もし海外に行くことがあったら、是非その土地の畑が見てみたい。違う視点を得たことで、きっと前より有意義な旅ができるような気がする。


使うあてのないパスポート

パスポートを取りに行ったついでに、というより、実はこちらがメインだったのだが、神戸市立博物館のターナー展に行ってきた。一番好きな西洋の画家はクレーだけど、大学生の一時期、ターナーにはまっていた。今回行って分かったけど、私が好きなのは特に晩年の作品。一連の色の習作に属する幻想的な作品だ。とにかく色がきれい。

よくターナーの絵を楽譜台に立てて、それを眺めながらピアノを弾いたものだった。完全な自己陶酔。今の若い子の言葉を使うなら、ちょっとした黒歴史。残念ながら私の一番好きな絵は来てなかったけど、逆に私の知らない彼の作品が多く見られたのは良かった。




しかし、今回それを上回る収穫が!それは、博物館の「学習コーナー」に設けられた銅鐸の拓本。鶴や亀、人間や魚など、銅鐸に描かれた絵柄の拓本が取れるコーナーがあるのだ。銅鐸の表面の凹凸を再現した金属板が置いてあり、そこに紙を当てて鉛筆でこするだけ。たぶん子供向けのコーナーなのだろう。けど、無人だったし、連れもいなかったので、独りで心ゆくまで拓本が取れた。とうとう昔からの憧れの図柄たちを手に入れたぞ!!


亀?


トカゲ?


鹿狩り?


サギが魚を取っている?


こんな紙が置いてある


この圧倒的なデザイン力!有名な画家も良いけれど、古代の無名の職人たちの美的センスには時代を超えた新しさがあるように思える。なかなか収穫の多い一日だった。

2月 02, 2014

パスポート

この度、サナギが修学旅行で必要だというのでパスポートを作りに行った。で、ついでに自分のも作っておいた。運転免許を持っていないので、写真つきの身分証明書が何もない。この際パスポートを作っておけば10年間は身分証明書代わりに使えると思い、特に海外に行く予定もないのに作ることにした。前のパスポートはもうとっくに期限が切れていたのだ。

実は、サナギもこれが2冊目のパスポート。前回作ったのはまだ乳児のとき。かろうじて一人で座れるようになった赤ちゃんのアオムシが、まだあどけない顔をしてパスポートの見開きに載っている。署名はもちろん私の代筆。結局一度も使わなかったパスポート。あの時、計画通り一家全員でインドに行っていたら、どんな人生になっていたんだろう。

あれから16年、ほんとうに色んなことがあった。16年前のパスポートの私の顔には悲壮感が漂っている。周囲の助けがなかったら私たち親子2人、今ここでこうして生きていなかったかもしれない。そう思うと、今のこの穏やかな毎日が夢のように有難い。感謝感謝の毎日だ。


穏やかな日々に感謝!


2月 01, 2014

もうすぐ立春

今日は小春日和で暖かかった。いつのまにやら1月が終わり、今日から2月。

畑へ行ってみると、もう小さな春が。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが咲いていた。テントウムシもいっぱい。あちこちで交尾をしていた。アブラムシを食べてくれる頼もしいテントウムシ、どんどん増えてほしい。

作業をしていると、軽く汗ばむような暖かさだった。季節はもう確実に春に向かって進んでいるんだなあ。

オオイヌノフグリ

テントウムシがいっぱい!

冬野菜は、大根ぐらいしか植えてない。それも、早い段階でシンクイムシ(芯喰い虫)にやられて、みんな瀕死の状態だった。それでもずっと見守っていると、自力で復活。何株かは大きな大根にまで育ってくれた。ただ、紆余曲折のあとが見られる。下のように、葉っぱが2箇所から出てうさぎの耳みたいになってたり。


ウサギの耳みたいな葉っぱの聖護院大根

冬の畑は楽しい。蚊がいないし、草もあんまり生えないし、土を触ると何ともいえず温かくて、いとおしい気持ちが湧き上がってくるし。

大根のほかには、玉ねぎ、ニンニク、えんどう豆、レタス、ルッコラ、春菊などが植わっている。有難いことに、まったくの無農薬にもかかわらず、葉物には虫がまったくいない。それというのも、私の畑をなわばりにしている下の鳥たちのおかげ。

どちらも昆虫を食べる鳥なので、居てくれると大助かり。私が作業をしていると、手を伸ばせば届くほど、すぐ近くまでやってくる。私の作業によって出てくる土の中の虫を食べるためだろう。よく見ると、とても可愛い。

イソヒヨドリ

ハクセキレイ

同じく私の畑をなわばりにしている生き物がもう1匹。それはこの人相の悪い猫ちゃん。何を食べに来るのかわからないけど、よく見かける。立派な身体に太い尻尾。最初はタヌキかと思った。きっと畑の周りにいるトカゲや蛙、ネズミなんかを食べに来るのだろう。


野生の猫

土の中では微生物やミミズが、土の上では鳥や虫や猫が、それぞれの生活を営んでいて、そのおかげで私が美味しい野菜を収穫させてもらっている。ありがたや。

1月 05, 2014

迎春

新年あけましておめでとうございます


今年も無事みんな元気で新年を迎えた。2日から4日まで妹一家が来ていたので賑やかだった。昨日4人を送り出して、また3人と1匹の静かな生活に逆戻り。いや、ほんとに静か。そしてこの上なく平和。

大人はてんてこ舞いだが、甥っ子たちは2人とも元気に育っているようで安心した。特に下の子がいま面白い年齢(言葉が出始める頃)で、相手をしているとけっこう笑える。人並み以上に食い意地が張っているところが、かえって頼もしい。上の甥っ子は、ずいぶんお兄ちゃんらしくなってきて、下の子の相手をするときに手加減ができる。最初、泣かしてばかりいた頃が嘘のよう。

1月2日はサナギの初乗りに付き合って、「しあわせの村」の中にある乗馬クラブへ。3日は総勢7人で神戸布引ハーブ園へ出かけた。そのときに撮った写真を例によって羅列。

まずは干支の馬から。乗馬クラブの看板ポニー、アダムくんとクロちゃん。子ども向けの乗馬体験用に入り口のところに待機している。

クロちゃんとアダムくん

そして、新春といえばロウバイ。近所の神社でもハーブ園でも、凛とした清々しい香りを嗅がせてもらった。

新春の花といえば香り高いロウバイ

2日も3日もよく晴れていて、青空を背景に木々の形がよく映えた。

すっきりと晴れた空に枯木の枝が映える

ナンキンハゼの実

ケヤキの樹形は見事

すずかけの木
(プラタナス)
次は木じゃないけど。

杉苔

サナギが馬に乗っている間、暇だったので公園内をぶらぶら散歩していると、2匹の猫に遭遇。いかにも野良ちゃんといった表情の2匹だった。


のらちゃん その1

のらちゃん その2

最近うちでは「岩合光昭の世界ねこ歩き」という番組をよく観る。昔から彼の写真のファンだったので、録画して母と一緒に何度も観る。いつか彼のような猫写真が撮れるようになりたい。今のところモデルはタマジだけだけど、そのうち野良猫にも挑戦したい。

と、今年もまた植物と動物と昆虫ばかりの、かわり映えのしないブログになりそうですが、ときどき覗きに来て下さい。