10月 03, 2010

商い

珍しく仕事の話。

相続関係の投資信託や保険解約金などの評価額を悪戦苦闘しながら計算したあと、他のお客さん(八百屋さん)の月次入力をしたら、何か妙にほっとした。この八百屋さんの入力作業はいつも楽しい。朝、市場で野菜や果物を現金で仕入れ、その日に現金で売る。儲かってないみたいだけど、なぜか安心できる。

品物を売るということ。仕入れたものにしろ、作ったものにしろ、確かな実体のあるものを扱う商売はわかりやすくて、こんな私でも何とか処理できる。

わかりにくいのは、証券や保険など。それらを「商品」と呼ぶことに、いまだに抵抗を感じてしまう。そういうものは商品というより、むしろ「約束」なのではないだろうか。約束を売ったり買ったりすることに、なんとなく不安な感じを抱いてしまう。

まあ、こんなことを言っていては仕事にならないんだけど。

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