12月 31, 2013

よいお年をお迎え下さい

ぼやぼやしていたら、いつのまにか大晦日。

忙しいけど、充実した1年だったと思う。特に食生活。質素だけど、心から美味しいと思える食事ができるのは、この上ない幸せだと思う。なんだか人生の目的の大半をすでに達成してしまったようにさえ思えて、ちょっと怖い。

畑をやるうち、それにまつわる色んなことに関心が生まれた。保存食づくり、雑草と作物の関係、虫や鳥のこと、などなど。

来年から試してみたいこと:

・自分の畑でタネをとり続けること。それをすることで自給一歩近づく。

・もっと少量多品目栽培にすること。

・部分的にでもいいから、耕さず、雑草も抜かず、肥料もやらない、いわゆる「自然栽培」を試してみること。

・人参、トウモロコシ、枝豆、キャベツなど、新しい野菜に挑戦すること。


サナギはサナギで演劇、乗馬、漫画などで充実した毎日を送っていた様子。

まあでも、とにかくみんな無事、健康に一年間過ごせたのが何より。いろんな存在に感謝しつつ、静かに今年を終える。

すっかりほったらかしになってしまったこのブログ、来年はもうちょっとマメに更新したい。

では皆様どうか良いお年を!

11月 03, 2013

奈良の春日山原始林

栗東の限界集落につづいて、10月の末には奈良の春日大社の御神体、「春日山原始林」に行ってきた。

平日人にまみれて通勤しているせいか、休日は人ではないものと積極的に交わっている。これでようやくバランスが取れているのかも。

以下、またフォトアルバム風に。

風格のある木

幹が鹿の子模様なので「カゴノキ」というらしい

うまく「角切り」を逃れた鹿

木のうろの中に新しい芽が

複雑に入り組んだ木の幹

岩の上の小さな葉っぱ

壮大なスケールの木々

アケビに似た「ムベ」という実。濃厚な甘さ。

鶯の滝

こんな山の中にカニ!

極小キノコ

朽木のうえの新しい命

野生のムラサキシキブ?

その後お邪魔したカフェにて
北海道の林檎

手作りケーキ&クッキー
やさしい味がした

落ち着く店内

山歩きの収穫物!

栗東の山里

滋賀県栗東市の限界集落で秋の収穫祭のイベントがあり、妹家族と一緒に行ってきた。

以下、記録のために写真の羅列。


はしり(走井)という集落

人間より野生動物の方が多そうな山里

山栗

ジビエ料理(これは鹿肉)

竹飯

甥っ子(大)が捕まえたオオカマキリ
(このあと咬まれて大泣き)

甥っ子(小)が捕まえてもらったトンボ

何の花だろう?可憐な花がたくさん咲いていた

虫取りに夢中の甥っ子(大)
秋の光がまぶしかった

甥っ子(小)とバッタ

きれいな赤とんぼ

柿!

山椒

花椒

10月 06, 2013

秋本番

朝、窓を開けるとキンモクセイの匂いが漂うようになった。

このたび兵庫県の農業講座(週1回で全7回)に出席することにし、すでに第3回まで終わっている。そこで色々考えたことがあるのだが、とりあえずは、時間がないので、いつものように最近の画像をまとめてアップしておくにとどめる。


大好きな野葡萄の季節がやってきた!

野の草花は、ちゃんと季節を察知して花を咲かせ、実を結ぶ。その営みに一種の崇高さを感じる度合いが、畑をやり始めてから増したように思う。

さて、畑は冬野菜に向けて準備が始まった。手始めにタネを蒔いたのは大根。長いのと、丸いのと2種類。最初は順調に発芽し、育っていた。

順調に発芽していた大根

 ところが、去年も被害にあったのであるが、今年はじめて名前を知った「ダイコンシンクイムシ(大根芯喰い虫)」という、その名のとおり大根の芽の芯を食べる虫(我の幼虫)がついてしまい、ほとんど全部の芽がやられた。大根の芽の成長点に向かって食べ進んでいくので、その虫がつくとほぼ確実に枯れる。見つけたら即、駆除しないとえらいことになる虫なのだ。

それなのに、下の写真。よく見ると双葉の端に黄色い卵がひとつ、ちゃんと産んであるではないか!!(今あらためて写真を見て気づいた。) 嬉しがって写真なんか撮ってる場合ではなかったのだ。このときに、ちゃんとこの卵を潰していれば、あんな被害にあわなかったかもしれないのに。ああ、やっぱり素人だ...

綺麗な新芽
が、すでにシンクイムシの卵が!
(左の葉の上部)
 というわけで、1回目の種まきは大失敗。でも、シンクイムシという新たな敵のことが少し分かっただけでも収穫と思わなければ。今は何事も勉強なのだから。シンクイムシ(芯喰い虫)と、ネキリムシ(根切り虫)、このふたつは本当に要注意!


1週間で無残な姿に...
(その後、全滅)



お彼岸の頃にちゃんと咲いた彼岸花


 最近は朝焼けがめちゃくちゃ凄い。それを楽しみに毎朝起きるとすぐにベランダに出てみる。すると、キンモクセイが香り、モズが鳴く。ああ秋だ~と思う瞬間だ。

最近の朝焼けは凄い!

 そして、そろそろ冬毛っぽくなってきたタマジ。相変わらずメタボ気味。

絡まってます

最近よく前足を突き出して寝ている



さて、難しいと評判の水茄子。本当にできるのかな?と半信半疑で、でももしできたら儲けもんと思い、タネを買って育ててみた。途中、水不足で死にかけたけど、大雨のおかげで見事に復活。初めての実をつけた。さっそくぬか漬けにして食べてみたら美味しかった。アクがなく、瑞々しくて、甘い。いま次々に実をつけている。でもやっぱり美味しいのか、よく虫が食べている。

水茄子ができた!


暑さに強いゴーヤは、この雨不足、猛暑に負けず、息長く実を成らせている。さすが。

ゴーヤはまだ元気


夏野菜が夏に成るとは限らないのだなあと去年も思った。私のペースだと、茄子も唐辛子も初秋にいちばん調子が出る。

伏見甘長とうがらし。ようやく調子が出てきた。

また改めて最近考えることなどメモっておこうと思う。今日は写真だけ先に。

9月 07, 2013

自信

気がついたらもう9月。いつのまにか8月が通り過ぎていた。

夏のあいだ、なかなか咲かなかった朝顔が、9月になってようやく咲き出した。きっと8月は暑すぎたんだろう。

小さな青い朝顔


雨がなかなか降らず、畑の夏野菜が瀕死の状態だった。胡瓜など早々に終わってしまい、あまりの暑さで茄子やシシトウも上手くいかなかった。ただ、初めて挑戦したカボチャはまずまず成功。畑に植えたゴーヤもまだ元気。

お世話になったトマト・胡瓜・カボチャなど、感謝しつつ片付けて、オクラの種取りをして、さてそろそろ冬野菜の準備!と思ったら今度は逆に雨ばかり。畑がぐじゅぐじゅで入れない。それでも、さすがにそろそろ大根の種を蒔かないと!

というわけで、意を決してさっき雨の中、堆肥を入れて畝を立て、大根2種類を蒔いてきた。

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この夏は、若い友達に教えてもらった『子どもと昔話』という季刊誌にはまっていた。この小冊子、「小澤昔ばなし研究所」というところが出していて、編集長は、あの指揮者の小澤征爾さんの兄、小澤俊夫さん。昔話を見直す良い機会になった。

その第27号の中に、心ひかれる一文がある。編集長の奥様、つまり小澤征爾の兄嫁さんにあたる、下河辺牧子さんのコラムだ。「子どもの自信」に関して書かれている。

彼女は職業柄か、よく「子どもに自信をつけさせたい」という相談を受けるそうだ。が、彼女はその意味が分からないという。そもそも、自信とはそんな風に外からつけてあげられるものではない、と。そして、今の世の中、子どもより先に大人自身が自信を喪失しつつあり、その方が問題なのではないか、という。ひとりひとりが孤立して、なかなか安心できる関係が築けなくなってしまっているからだ。

そんな中で、いわゆる「おばさん」という人種の中に、まだ「自信」というものが生き残っている、と彼女は考える。ともすると嫌われがちな「おばちゃん」。テレビ等でよくネタにされる「大阪のおばはん」のような人達である。「おばちゃん」は何故か自信をもって人と接することができる。初対面の人とも旧知のような関係を瞬時に作り上げることができる。この自信は一体どこから来るのか?

彼女はその自信の基礎を、毎日の生活のなかに見出す。日常生活において、「おばちゃん」は家事を担うことが多い。そのため毎日、野菜や魚などの食材、水や火、天気や季節、そして生身の子ども、ときに病人などと、じかに接することになる。そうして、じかにからだでモノとつきあって暮らせば、結果として生きる自信がつくのだという。

これを読んでなるほど!と思った。ふだん自分でぼんやりと考えていた事柄を、素晴らしい文章で言い当ててもらったように感じ、何かすとんと腑に落ちた。(私の紹介が舌足らずなのであって、牧子さんの原文はもっと理路整然として素晴らしい)

私が畑を始めてから何となく、特に根拠はないのに、生きる自信が多少なりとも出てきたように感じている理由も、多分これだったのだ。火や水、土、雨、風、そして太陽。さらには虫や鳥、草、そして野菜。そういう限りなくリアルな、ナマの存在に接していると、何となく、何がなくても、人間ゼロからでも生きていけるのではないか、という漠然とした自信が生まれる。

そうなのだ、私が目指すのはこの種の自信なのであって、決して何か特殊なものではない。そして、私がサナギに家事を分担しろ、タマジや甥っ子(さなぎにとっては従弟)の世話をしろ、パソコンに向かう時間を減らせと口を酸っぱくして言っているのも、この種の自信を持ってほしいからなのだ。

勉強ができるとか、特技があるとか、そんなことでは競争原理に巻き込まれるだけで、本当の自信にはつながらないと思う。それよりも、生きる基礎というか、この世に生存することへの安心感というか、そういう基本的な自信を毎日の生活の雑事の中から掴み取ってほしいのだ。

ああ何かとてもすっきりした。

下河辺牧子さんの文は、どの号も素晴らしく、読み応えがある。いい雑誌を紹介してもらった。

7月 27, 2013

ブルーベリー&笹餅

海の日の連休に、久々の富山に。目的はいつも送ってもらっている美味しいブルーベリーの摘み取り。妹親子と私たち親子、計5人で農園にお邪魔した。あまりの美味しさに皆感動。見て美しく、食べて美味しく、しかも栄養満点とは、なんと素晴らしい実なんだろう!ツツジ科なので、紅葉もきれいなのだそう。いつか秋にもお邪魔してみたい。

完熟するまえの実は可憐な赤紫色で、まるで私の大好きな野葡萄のよう。

宝石のようにうつくしい

サナギのブルーベリー好きは知っていたけど、甥っ子たちもそんなに好きだったとは。心配になるぐらいたくさん食べていた。下の子(1歳)にいたっては、初めて母乳以外のものを大量に摂取。次の日、ブルーベリー色の○○○をしていた。でも、ふたりとも特におなかをこわすこともなく、大満足で帰ってきた。

無農薬有機栽培だからか、甘味も酸味もすごく濃い。


泊まったのは石川県の和倉温泉。帰りに思わぬ掘り出し物を見つけた。それは、和倉温泉駅のキオスクで売られていた「笹もち」。何気なく売られていて、売店のおばちゃんに、「これ何ですか?」って聞いても特に推してくる感じもなく、「笹もちです。えんどう豆が入ってます。」と、そっけない返事。でも期待した駅弁もなく、お腹がふくれそうなものはそれしかなかったので、しかたなく買ってサンダーバードに乗り込んだ。

電車に乗ってから食べてみると、なんと、めちゃくちゃ美味しいではないか!すごくシンプルな塩味のお餅。赤エンドウの塩茹でが入っている。豆大福のあんこ抜きみたいな感じ。最近ちょっと甘いものが苦手な私にはうってつけの笹餅だった。こんなことなら、もっといっぱい買っておけばよかった!!と思って、さっき検索したら、通販もあるもよう。(→石川県の笹餅

その後、車内販売の「ますの寿司」を食べて満足満足。素晴らしい能登の旅だった。

夏畑

夏草の成長に、人間の労働が追いつかない。あっという間に日が経ってしまう。とにかく写真だけでもアップして、記録に残しておこうと思う。


ゴーヤを畑に植えてみた


難しいといわれる水茄子
うまく育つかな~


オクラ全盛期!


初挑戦のかぼちゃ。なかなか順調。
(どうやら「雪化粧」という種類らしい)


みつばちが胡瓜の受粉をたすけてくれる。


きゅうり


種取り用においてあるオクラ。
ただいま約25cm


何の虫だろう?交尾中。


トマト・オクラ・坊ちゃん南瓜・胡瓜・インゲン豆


だいたい3~4日に1度ぐらいのペースで収穫に行く。でも、それだと胡瓜とオクラは育ちすぎでいつも巨大な実を採ることになる。夏は雑草だけじゃなく、野菜の成長もすさまじい。


雪化粧かぼちゃ・オクラ・きゅうり・インゲン豆
だいたい1回にこれぐらいの収穫。

インゲン豆という作物は、ほとんど世話が要らないうえに、天ぷらにすると他のどんな野菜よりも美味しい。なんということのない地味な野菜だけど、最近どんどん好きになってきた。


追記:交尾中の虫は、アオメアブ(青目虻)と判明。ほかの昆虫を捕まえて体液を吸うらしい。でも、人間を刺したりはしないそう。よかった。