5月 05, 2011

重曹のすごさ!

重曹(炭酸水素ナトリウム)を掃除、洗い物、洗濯、消臭など生活のあらゆる場面に駆使する人を「ジュウソイスト」というらしい。自然派の女性を中心にじわじわと広がってきているそうだ。少し前のビッグイシューの特集で知った。たしかに、重曹はすごい。我が家では重曹はベーキングパウダー(ふくらし粉)としてしか使ったことがなかった。でも、その本当のパワーは洗浄や脱臭にあるようだ。

その威力を知ったのは、妹が里帰り出産で帰ってきていたとき。これを言うと誰もが笑うのだが、妹の母乳はなぜか魚臭かった。フレッシュな間はそうでもないが、それが衣服に付着して、ちょっと時間が経つと魚臭がした。しかもサバとかイワシのような青魚の匂い。だから、普通に洗濯しただけでは魚臭が消えなかった。でも、それを重曹を溶かした水につけ置きしてから洗濯すると、においが見事にとれたのだ。

それからしばらく重曹のことは忘れていたのだが、最近ビッグイシューを読んでまた思い出した。重曹を大量に買い込み、まずは台所で洗剤がわりに使ってみた。手始めに、揚げ物をしたあとの油をためておく油入れ。重曹を少量の水でしめらせてペースト状にしたものを塗りつけてしばらく置き、その後スポンジで洗うと、嘘みたいにつるっつるになった。油入れって、もともとはこんな色してたんだ!とびっくり。それほど以前はべとべとに汚れていたのだ。

そして、洗濯物。年頃の子は新陳代謝がさかんなのか、サナギのシャツ類はなんとなく皮脂くさいというか。そんな系統の匂いが取れないまま、どんどん蓄積していっていた。そういう匂いって、一度ついてしまうと取れないものだと思っていたが、いちかばちか試してみようと思い、濃い重曹水につけ置きしてみた。それから洗濯。すると、これも見事にとれた。この消臭効果はものすごい!

ということで、部屋の消臭にも重曹を使うことにした。重曹水に、好きなエッセンシャルオイルを数滴加え(私の場合はスパイク・ラベンダー)、部屋の中の布類にスプレーしまくる。タマジにも無害だし、安心してたっぷり振りかけられる。

なにより、海や河川に大量に流れていっても無害なのがいい。何とか今後も続けていきたいと思うけど、飽きっぽい私のこと、いつまで続けられるかなあ...

『重曹生活のススメ』(岩尾明子著)

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