1月 27, 2013

おしん

「おしん」のアンコール放送が始まったので、録画して母と一緒にみている。

あんなに有名なドラマなのに今まで一度もみたことがなかった。インドで大人気のドラマだった。行く先々で「おしん」と呼ばれた(日本人の女の子はみんなおしんに見えるらしい。) そして、私があのドラマを見たことがないと言うと、「おしんを見てないなんて!」「あんな名作を知らないのか!?」と、非難せんばかりに、心底びっくりされた。

なので、いつか再放送があればみてみようと思っていたところに全話再放送(BSプレミアムで日曜日朝10時~11時半)。これを平日の夕食後などにぼちぼち見ている。

小さい頃から過酷な運命に翻弄され、苦労して苦労してビジネスで成功したおしんだが、晩年、どこかで何かが間違っていたのではないかと思い始める。そして突如、家族の前から姿をくらまし、自分の人生を最初から振り返るための旅に出る。

貧乏は克服した。ビジネスで成功した。でも何かが違う。どこかで道を誤ったようだ。どこでどう誤ったのか見極めよう。おしんが人生の総決算として取り組もうとしているこの作業は、いま日本全体がやるべき作業でもあるように思う。なんかタイムリーな再放送だなあと思いながらみている。

それにしても、雪国の冬の寒そうなこと!雪国に育った人には、たぶん自然に「忍耐強さ」のようなものが備わるんじゃないだろうか。それほどに、ただ毎日暮らすというだけのことが大変そうに見える。それを考えると暖かい部屋での家事なんて全く苦労のうちに入らない。手が凍りそうな冷たい水での食器洗いも、おしんを見た後は全然へっちゃら。これを「おしん効果」と呼んでいる。

「おしん効果」、もう少し広範囲にも波及してほしい。(サナギとか)

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