12月 08, 2006

朝うどん

最近、時々やるのが「朝マック」ならぬ「朝うどん」。いくら早起きしても、なぜかいつもドタバタと家を出て行くことになる。うっかり朝ご飯を食べ忘れることも。そのままお昼まで我慢することもあるが、どうも我慢できなさそうなときは、迷わず「朝うどん」!

大阪の天神橋筋商店街の中にあるセルフサービスのうどん屋さん。セルフとはいえ、麺も良く、出汁も良い。そして、なんと、「かけうどん 小サイズ」が105円なのだ! 105円! 缶ジュースよりも安い。そして、さらに気に入ったのは、出汁をとった後の昆布とかつお節を刻んで、つくだ煮にし、それをレジ横の大きな鉢に盛り上げて、「ご自由に、うどんに入れてください」と書いている。食べ物を無駄にしない、その精神が気に入った!で、それを入れると、さらに私好みの濃厚な出汁になる。薬味はネギとかつお節だけだが、そこに七味を振れば、もう完璧!これ以上の朝ご飯はない。小サイズなので、食べるのに5分とかからない。感謝感激、うどん万歳!と心の中で叫びつつ、職場に向かう。職場はそこから7分ほどの距離。

この商店街には、他にも安くて良質なものを売る店がいっぱいある。今のところ開拓済みなのは、このうどん屋さんと、ベーカリー(びっくりするぐらい安くて、旨い!)、それと濃厚なコーヒーが飲める珈琲店。

1週間も半ばを過ぎて、木曜日あたり、かなり疲れが溜まってきたなと感じたら、このコーヒー屋さんに朝の寄り道をする。濃厚で、しっかり苦いコーヒー。まるでエスプレッソのようだけど、あんなみみっちい量ではない。普通のカップになみなみと注がれたその濃いコーヒーに砂糖とクリームを入れると、まるで上質のビターチョコレートのよう。それをゆっくり飲み干すと、なぜか職場に向かう足が軽くなる。見た感じ、なんの変哲もない喫茶店だけど、ここのコーヒーは本当に特別製だ。もちろん自分のところで生豆から焙煎している。抽出の方法も独特なのだそうだ。エスプレッソに近い出し方をしているのかもしれない。

こういうようなお店に出会うとき、味にうるさい大阪人の底力を実感する。飾り気のないお店、安い値段、しっかりとした味!大阪に勤め始めて3年目。少しずつ大阪の魅力が分かってきたような気がする。

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