3月 21, 2011

「正当に怖がる」ために

原発の件もなんとか落ち着きそうでよかった。

ニュースを聞いていても、基本的な知識がないために、いまひとつピンとこないのがもどかしい。危ないと思われている放射線量が、たとえば原爆直後の広島と比べて一体どれぐらいの量なのだろう?

私の母は原爆投下後、もう10年は住めないと言われていた広島市内に、祖母と共に疎開先から1年以内に戻って住み始め、野菜なども普通に食べていたそうだ。それでも、母には目立った病気は見られないどころか、身体的には非常に健康なのだ。祖母も92歳まで健康に生きた。

何も分からないまま漠然と怖がるよりも、敵の姿を知ったほうがいいような気がする。分からないから怖いということもある。それで、さっき見つけたのがこのサイト。長崎大学の原爆後障害医療研究施設のQ&A。

けっこう素人にもわかりやすい。怖がりすぎるのでもなく、怖がりなさすぎるのでもなく、「正当に怖がる」(by寺田寅彦)ために、やっぱり基本的なことは知っておいたほうがいいのかもしれない。

5 件のコメント:

  1. やっぱり~。ちゃんと実証されてるんだね~。
    旦那が見た書物に、チェルノブイリからあまり離れていない村では、みんな元気で病気もなく長寿で暮らしているんだそう。
    もちろん一定の被爆量を超えてしまうと大変なことになってしまうけれど、ある程度の放射能はかえって身体に良いのだとか。
    必要以上に怖がる必要はないし、デマや風評を信じて過敏になりすぎるのは良くないよね。

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  2. いたち3月 22, 2011

    放射線の被害については症例が少ないためになかなか統一見解みたいなのが出ないですよね。
    だから必要以上の過剰反応してしまうのかもしれません。

    日本は核アレルギーとよく言われますが、今はちょっと浮き足立ちすぎてるな・・と感じます。
    TVは被災地より原発話ばかりだったときもありましたし。

    正当に怖がる・・今一番必要なことかもしれません。

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  3. nyaさん、いたちさん、コメントどうも!

    ほんと、ちょっと過剰反応のような気もしますね。福島から離れてるからこんなに呑気にしていられるのかもしれないけど...

    それにしても「半減期」が物質ごとに異なるとか、それによって地層の年齢が分かるとか、どんなものにも微量の放射能が含まれてるとか、知らなかったことばかりで、ちょっと興味が出てきました。(やっぱり呑気)

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  4. テレビを見ていても、いまいち原発の状況がよくわからず、解説者の人の説明も理解できず…
    なので、私は違うメディアも参考にしていました。
    元・原子炉設計者の解説がとてもわかりやすく…今どのような状況であるか詳しく伝えてくれて(今の状況を把握できると怖さも出てきたのですが…)

    野口整体では、放射線影響の軽減法には盲腸部をさするとよいのだとか…

    今のテレビで報道されていることを見つつ、
    原爆の際の知識や知恵が、これからのカギになるのかと思えました。

    こんな非常時ですが、人間の身体で盲腸が役立つことがあるのか!
    甘いものはやはり、良くないのだとか…

    いろいろ感心してます。

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  5. accoちゃん、ありがとう。

    へえー、盲腸が!知らなかった。

    色々と知っておくことは本当に大切だと思う。あんまりテレビとか手近なメディアに頼らず、自分で求めて、探して、分かろうとすることが肝心だよね。

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