6月 14, 2008

近況いろいろ

ずいぶん間があいてしまった。いつのまにやら梅雨。今日は梅雨の晴れ間だけど。

梅の季節。梅だけじゃない。枇杷にヤマモモ、野いちご、さくらんぼ、色んな果実が実を結び始めて、わくわくする。

書かない間に色んなことがあった。箇条書きにすると味気ないけど、ひととおり並べてみる。

・これまで5年間、お互いのブログを見たり、メールを交わしたりと、ネット上だけの付き合いだった中さん(ちょうど一回り年下の女性)に、ようやく会えた。
実在の人だった!(笑) 知的な側面、少女っぽい側面、繊細な側面、たくましい側面、いつも文章にも表れている、互いに相反するような彼女の様々な側面が、次々に表情に表れて、見る角度によって顔がくるくる変わる、魅力的な女性だった。だいたい想像通りの人だった。でも、やっぱり目の美しさなんかは、直に会ってみないと分からないものだなあと思った。人と会って、印象に残るのはやっぱり目だと思う。

・祖母が入院した。92歳にして、生まれて初めての入院。転んで骨折したのだ。
最初は暴言を吐いたり、駄々をこねて、家に帰りたがっていたが、ようやく落ち着きが出て、なぜ病院に居なければならないか理解し始めた様子。他人に自分の体をどうこうされるのが何より嫌いなのだ。
祖母はいま確実に「人生の総仕上げ」の時期に入っている。人生の終わり方というのは、本当に大問題だと思う。人間、いつかは、なんらかの形で、この世を辞さなければならない。それをどうやって成し遂げるか。今から考えておかなければと思う。

・青虫(さなぎ)が、小学校の行事で、5泊6日の「自然学校」なるものに行ってきた。かなり苛酷な日程だったようで、5年生みんな、野生児のように焼けて、痩せて、たくましくなって帰ってきた。
10歳から11歳のこの時期に、こういうイベントがあるのは、とてもいいことだと思う。この時期、特に女の子は体がずいぶん大人っぽくなる。心の変化も相当なものだろうと思う。「プチ成人」と言ってもいいかもしれない。そういう時期に、親元から離れて、一種の通過儀礼のように、同年齢の子たちとサバイバルを体験するのは意義深いことだろう。兵庫県独特の試みだというこの行事、予算の許す限り、末永く続いて欲しい。

・音楽上の素晴らしい「出会い」。これまで、バッハの鍵盤曲は、やっぱりチェンバロでなければ、と思っていたことが、とんでもない偏見だったと感じさせてくれるピアニストがいた。その偏見から、今まで聞く機会がなかったのだが、バッハ研究家の礒山雅先生のブログに触発されて、試しに聞いてみたら、これが本当に素晴らしい!ハンガリー出身のピアニスト、アンドラーシュ・シフだ。
まず、礒山先生おすすめの「パルティータ」を聞いた。そして、次々に「平均率クラヴィーア曲集1巻、2巻」、「インベンションとシンフォニア」、「ゴールドベルク変奏曲」、「イギリス組曲」、「フランス組曲」...と聞いていった。もう本当に夢中で。どんどん展開する新たな世界に、心はもう踊りっぱなし。おかげで、ちょっぴり鈍くなりかけていた私の音楽的感性が、一気にまた活性化した。

など。それらひとつひとつについては、また追い追い、詳しく書いていこうと思う。とりあえず忘れないために書き留めておいた。

3 件のコメント:

  1. 兵庫の小学校は5泊もするんやね。すごいな。そういえば、添削の生徒で「林間学校で5泊した」なんて書いてきてる子がいて、私学かな?と思ってたのだけど、兵庫県だったのか!
    こちらも一応林間学校はあるけど、たしか1泊。その1泊でさえ、「塾があるから」と親が迎えに来て夜帰る子もいるらしい・・・。びっくりでしょ。帰れという親も親だけど、子供も嫌と言わないのか?それとも、そんなに嫌じゃないのか?反抗したくてもできないのか?反抗することを知らないのか?本当は学校嫌いで塾は口実なのか?受験に燃えているため自律心があるのか?謎です。
    最近は反抗期がない子供が増えてるらしいね。うちの長女は、生まれてこの方万年反抗期なので、ちょっとうらやましくもあるけど(笑)。

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  2. 表情がくるくる変わると、よく言われます。(色んな脚本を読み過ぎたせいか?笑)

    小・中学校時代にあまり良い思い出を残していない私ですが、林間学校だけはいい思い出があります。楽しかったなあ。

    そういえば小学校5年生の頃の私は、最大の反抗期だったような(相手は担任の教師でした)。生意気にも、子供じみたつまんねーことしか言わねえなー、くらいに思っていまして。。
    それまでは「ただの子供」だった自分に、今まで感じなかった「力」を発見したのも、この頃だったような。
    まさに脱皮へのスタート地点というか。
    さなぎちゃんもそうなのかな、なんて思っていました。

    ちなみに「脱皮」は数回あるような気がすます。私は上京した18歳の頃、次は25歳頃の二回・・・脱皮には痛みも伴いますね(苦笑)
    優しく見守ってあげてください!

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  3. 塾のために途中で帰るなんてすごいね!そんなに中学受験に熱心な地域なんや!もしかして、それに配慮して、林間学校も短めにしてあるとか?もしそうだと、受験関係ない人にとっては迷惑な話やね。

    でも、考えてみれば、私の子どもの時は、同じ神戸でも、そんなに長く泊まらへんかったな。ちょっとした実験段階なのかも。

    たしかに、まーがんちの長女さんは、けっこう頑固そうで、うちの青虫との共通するものを感じるわ。理屈こねるのも好きだよね?そのキャラがすっかり身についてしまって、いまさら素直になれません、みたいな所も似てる?(笑) 素直な子、ほんと、うらやましいね。

    中さんのあたりの林間学校って、場所が場所だけに、なんか迫力ありそうですね!ほんとに自然の中に放り込まれるような?

    小5って、やっぱり、反抗する子にとっては、一番それが激しい時期なんでしょうね。いや、でも、これからも数回あると聞いて、今からもう恐ろしい...中さんもこれからですね!子どもって、本当にあっというまに大きくなりますからね。もうほんとにびっくりです。

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