7月 25, 2010

にわかファン

梅雨が明けたと思ったら、容赦のないこの暑さ。毎日、スイカと胡瓜ばかり食べている。胡瓜はやっぱり「もろきゅう」(胡瓜に故郷の名物、播磨のもろみをつけたもの)が最高だ。それにしても、電車の強烈な冷房と、灼熱の大阪のビル街!おそらく温度差は15度以上。その間を行き来する毎日なので、バテないように気をつけないと。

長いあいだ日記を投稿せずに何をしていたかというと、サッカーのにわかファンになって、ワールドカップを見ていた。楽しかった!スポーツ全般、めったに観ないのに、今回はなぜかNHKの前宣伝にまんまとのせられて、のめり込んでしまった。色んな国の色んな選手の名前、ルックス、戦い方...本当に面白かった。いつかまた京都のマンガミュージアムに行ったら、『キャプテン翼』を読んでみようと思う。このマンガ、日本だけでなく、世界中のサッカー選手たちに影響を与えているらしい。そんなすごいマンガだったとは!

そしてもうひとつ、にわかファンとしてはまっているのが、あさのあつこ。『バッテリー』で一躍有名になった作家なのだが、それではなく、『No.6』というのを読んでいる。サナギにすすめられたのだ。サナギは小学校のとき、友達にすすめられて読んだらしい。

これも面白い!文章がとても上手で、するする読めてしまう。そして内容も展開も魅力的。へえー、子供たちはこんなものを読んでいたのか、という軽い驚きと安心。

でも、ひとつ気がついたことがある。それは、いま流行りの(?)、いわゆる "BL"(※ボーイズラブと読むらしい) なるものだ。この物語にもそういう匂いが感じられる。 異性間の恋愛とはまたべつの、男の子どうしの恋愛。そして、それ(BL)を愛でる女の子たち。これ、聞いただけでは、かなり不可解な世界だったのが、実際にそういう傾向のものを含んだ物語を読んでみると、ちょっぴり納得できる気がしてきた。男女の恋愛にはない、ある種の美しさのようなもの。そして現実にはありえないほどの美少年。でも、なぜそれが今こんなに流行っているのか、よくわからない。

現実に、線の細い、女性美を湛えたような男の子が増えていることと、このBL流行の間には、何か深い関係があるのだろうと思う。今の日本の若い世代で、男女関係の何かが変化しているように思う。どういう変化なのか、もうちょっと知りたい。何か新しい時代が展開しつつあるのかもしれない。あるいは、べつに新しいことでもなんでもないのかもしれない。とにかく不可解で興味深い。

サナギは、こういう世界にやたらと詳しい。そして、サナギの入った女子校には、そういうオタクっぽい子(※仲間うちでは「ヲタ」と呼ぶそうだ)が予想外に多いらしい。世間から「お嬢様学校」などといわれ、サナギのような少年漫画ファンの子は話し相手がいないんじゃないかと周りにさんざん心配されたが、なんのなんの、小学校のときよりも、はるかに話の合う相手が多いらしい。しかも、みんな半端じゃなく詳しいとのこと。女子校の意外な実態!ま、演劇部に限ってのことかもしれないが。とにかく、よかった。 ...のかな?

4 件のコメント:

  1. 私、先週偶然にも高校球児とヨガをしました!
    みんな礼儀正しくて、さわやかでびっくりしましたよ。「ヨガやってみたいです」「自分しますっ」と体育会系の口調でみんなまじめな子たちで、草食男子とは大違いでした。

    いつも初めての生徒さんが来ると、なんとなく双方ともぎこちない空気感になるのですが、球児達は違いましたね。
    いつも自分の身体と心に向かい合っているせいでしょうか、みんなそれぞれ自分の内側にスッーと入っていったみたいで、とてもよい空間になってこちらもとても気持ちがよかったです。

    野球なんてまったく興味がわきませんでしたが、野球っておもしろそうだなって思って新聞の高校野球の欄を初めてじっくりみました(笑)
    私もにわかファンになりそうです。
    どんなきっかけで興味を持つかわかりませんね。

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  2. ほんとほんと、そういう偶然の出会いから世界が広がっていくのって、なんか嬉しいよね。高校球児かー、なんか旬の野菜って感じで(どんな喩えや!)いいよねえ。どういうきっかけでヨガをやろうと思ったんだろうね?でも、スポーツ選手にヨガというのも意外にいいかも。

    ほんと、accoちゃんにぴったりの仕事が見つかってよかったねえ。

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  3. あ、いや・・・身に覚えがありすぎて
    読んでニヤニヤしてしまいました(笑)

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  4. そう。私も、書きながら思わずchuさんのことを頭に思い浮かべてしまいました(笑)。

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