3月 09, 2008

青虫がサナギに?

青虫が、ちかごろいわゆる「思春期」にさしかかってきたように思う。第二次性徴も徐々に現れ始めたし、なんとなく扱いにくくもなってきた。具体的に言うと、

1.急に背が伸びてきた。年末に買ったズボン、買ったときは裾をひきずる感じだったのに、昨日、久々にそれをはいた所を見たら、もうくるぶしが丸見え!もうほんとに、タケノコみたいな勢いで伸びている。

2.小食だった子が、最近びっくりするほどモリモリ食べ、心配になるぐらいよく眠る。

3.時々、恐ろしく機嫌が悪い。

このあいだ、青虫の髪の毛が見事にボサボサだったので、整えてやろうとすると、いきなり、「やめろや!おまえ調子のっとんか!?」などと言って噛みついてきた。この下品な口調は多分、クラスの男子のサル真似だろう。けど、要するに親に触られたり、子供扱いをすると突然、激怒するときがある。

(タマジがくつろいで身を横たえているときに、人間がタマジのお腹をつつくなど、ちょっかいを出した時にタマジが見せる反応と全く同じなのが面白い。ただし、タマジの方は文字通り、ほんとうに噛みついてくる。当然のことながら、人間、血まみれ。)

まさに、青虫は今、サナギになる直前なのだろう。モリモリ食べて急に大きくなり、動きが減って、じっとし始めたら、サナギになりつつあるのだから、触ってはいけないのである。サナギの間、たぶん心配で心配でしかたがないだろう。中で死んでないだろうか。寄生虫が卵を産んだりしてないだろうか。気が気じゃないだろう。その間、外からは決して分からないサナギの健康をひたすら信じて、我慢し続けなければならない。そうすれば、待ちに待った孵化に立ち会えるのだ。でも、人間の場合、そのサナギの期間は何年にも及ぶ。下手すると、20代まで長引くかもしれない。

なんと難しいことなのだろうと思う。果たして、私にできるだろうか...

一方、祖母は祖母で難しいお年頃。最近ものすごく被害妄想が激しく、毎週様子を見に行く母を困らせている。母は毎回途方に暮れて帰ってくる。これまた難題... 

人間とは本当に複雑な生き物だと、つくづく思う。

2 件のコメント:

  1. なんだか難しそうですね。でも、自分がその年頃はどうだったのかと思い出してみると... どうだったんですか(笑)?

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  2. あらあら、どういう風の吹き回しですか?(笑)いっぱいコメントありがとうございます。

    いや、確かに自分の小さい頃のことを思い出すと、青虫なんてまだやりやすい方なんじゃないかと思ってしまいます。ま、やりやすい方がいいとは限りませんけどね(笑)

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