12月 02, 2007

柚子がいっぱい!

母のお客さんから 柚子をいっぱいいただいた。住む人のいなくなった徳島の実家の庭に生えている柚子らしい。放っておいても、こうして毎年、健気に実をつけるのだそうだ。だから完全無農薬。太陽と雨と土だけに育てられた自然の恵み。決して無駄にはしたくない。そこで、果汁だけじゃなく、皮もパルプも全部使うことにした。何にしよう?マーマレード?それもいいけど、今年はオレンジピールならぬ、「ユズピール」に挑戦してみよう!
ということで、さっそく果汁を搾り取った。これは冷蔵&冷凍にして、鍋物や、サラダ、タイ料理の味付けなどに使う。柚子26個から、とれた果汁はごくわずか。ほとんどが皮と種なのだ。やっぱり皮を捨てたら勿体ない。柚子は捨てるところがないという。果汁はポン酢に、皮は料理の香りづけに、種は焼酎に漬けて美容液になるらしい。ということで、一応、種も置いておく。

皮をさらに、表皮とパルプ(薄皮と果肉の絞りカス)とに分ける。パルプの部分にも、繊維やわずかに残った果汁など、いろいろ栄養が詰まっていそうなので、捨てずに使う。砂糖で煮て、ペースト状にしよう。少し表皮も入れて。そして、今回のメインプロダクトである「柚子ピール」!こんなにたくさん材料がとれた。これを砂糖で煮詰めて、天日で乾かし、グラニュー糖をまぶせば、できあがり。「ざぼん漬け」みたいなものだ。

「陳皮」という漢方薬が風邪に効くように、きっと柑橘類の皮には何か風邪の予防になるようなものがあるに違いない。冬の間せっせとこの柚子ピールを食べよう。マーマーレードやオレンジピール・レモンピールなど、酸味・苦味が大好きだ。完成が楽しみ!

部屋の中は柚子の皮を炊く香りでいっぱい!気持ちいい。今日もその作業のつづき。今日は炊きあがった皮を天日に干す作業。いかなごのつくだ煮作りといい、こういう果物を加工する作業といい、こうやって、自然の恵みを、じっくり加工して保存食を作る作業は、私の何よりも好きな作業だ。こういうことをしているときが最も自分が「生きている」と感じる。

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