3月 20, 2011

やれること

いつのまにか明日はもう春分の日。たしかに最近みるみるうちに日が長くなった。朝は早く明けるし、日はなかなか暮れない。空気には沈丁花の上品な香りが漂い、家々の庭にはモクレンやサンシュユの花が咲き、大阪裁判所のいつものボケの花も満開。春が来た。

今日、被災地に物資を送る便があるという知らせが来たので、昨日なにがいいかなあと物色しながら商店街を徘徊してみたけど、結局何がいいかわからず、お金にすることにした。個人が送れる物資の量なんて知れている。たとえば、私が考えついた一番の候補の「フルーツグラノーラ」。煮炊きの要らない主食っぽいものとして、いいんじゃないかと思った。

けど、私が送れる(そしてサナギに集積場所までバスと徒歩で持っていってもらえる)量なんて、せいぜい1000円のが5袋が限度。そういう少量の物資援助が来ても処理に困るだけという話も聞くし、フルグラは高齢者の口には合わないかもしれないし...とか悩んだあげく、まあやっぱりお金の方が軽くて用途も限定されてなくていいのかな、という結論に。

いつも買い物する「コープこうべ」は照明を落として営業している。冷凍や冷蔵のコーナーはかなり暗くしてある。でも、普段からこれで十分なのでは?と思う。暖房も冷房も、もっと控えていいと思う。

そして、三陸の海をふるさとに持つ中さんがせっせとふるさとの産物を買っているのに倣って、私もなるべく東北のものを買おうと思う。今は入荷はないけれど、乾物や缶詰ならまだあるだろうし。石巻水産の「金華さば」はサナギの大好物だし。うちのワカメはずっと前から三陸産。出汁昆布もそう。思えば多くの海産物を三陸の海に頼っている。東北の漁業が復活するのを心から待ち望む。

とにかく、やれることをコツコツやっていく以外にない。

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