12月 11, 2010

猫ったらし

大阪駅から職場まで徒歩で30分弱(私は歩くのが遅い)。その間、なるべく裏道や細い道を選んで通る。

中でも最近発掘して気に入っているのは、梅田の曽根崎町、お初天神の裏の、ひと2人がようやくすれ違えるかすれ違えないかぐらいの狭い路地。両側に飲み屋が並んでいる、かなり怪しげな場所。

細い路地があれば必ず通る。通れなければ、せめて覗いてみる。公園の中も、わざわざ遠回りして通る。こんなことをしているから、歩くのが遅いのだ。

なぜこんなことをするかというと、毎日確認したいスポットがあるから。どういうスポットか。それは言わずと知れた「猫ちゃんスポット」。うちの子(タマジ)も好きだけど、猫ったらしの私は、町で暮らす野良ちゃんも好きなのだ。どんなぶさいくな猫でもいい。見知らぬ猫ちゃんと、ほんのつかの間の交信をする。そのことが楽しいのだ。そのへん、男の人の女ったらしと何ら変わるところがないと思う。

都会で、固くて四角いものばかり目にしていると、どうしようもなく「柔らかいもの」が恋しくなる。それも偶然出会える、生きたもの。ちょっぴりつれなくて、けなげで、そして柔らかい。偶然見かけると、何とも言えず嬉しくて、顔が思わずほころんでしまう。このあたりも、街で女を漁る男性の心理と似てるかも?(笑)

電車に乗っているときでさえ、電車の窓からぼーっと外を眺めていて、民家の屋根の上や、駐車場を横切る猫ちゃんがつい目についてしまう。かなりの猫ったらしだと思う。目が常に「柔らかいもの=猫ちゃん」を求めている。

先日、いつものようにお初天神組の猫ちゃんたちと交信すべく、路地に入ったら、猫ちゃんも居たけど、その側にいかつい兄ちゃんが2人いて何となく近づけず、場所が場所だけに、やばい兄ちゃんたちかと思っていたら、よく見ると、そのやばい面構えの兄ちゃん達、なんと手に「猫じゃらし」を持っていた!(笑)
なんや、仲間やん。

西天満の老松通りにて。ぶさかわ系。男らしいボス猫ちゃん。
写真では分からないが、この子、めちゃくちゃでかい。


餌をくれると勘違いして、
準備運動を始めてしまった。
このあと、私のまん前に座って
「にゃー」とひと声鳴いた。
声もぶさかわいかった。
意外と人に慣れてるのかも。

お初天神裏のトラちゃん。
毎朝、お店の玄関前に鮮魚が納品されている。
それを狙っているところ。



お初天神組の三毛ちゃん。この子だけ首輪あり。
美人ちゃんなので、誰かに身請けされたのかも。

夕方、喫茶店の前にいつも座っているかわい子ちゃん。
クリーム色の毛に、見事なブルーの瞳。
シンガプーラとペルシャのミックスかな??


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