今日は、さなぎが友達の家に泊まりに行っていて留守。「お泊り会」というらしい。友達4人で、持ってくるもの、やること、どんな順番にお風呂に入り、誰がどこで寝るか、すべて事前に打ち合わせして、プログラムのようなものを作って、今日に臨んだ。ちょっと風邪気味で咳が出ていたが、絶対行くといって聞かないので、向こうのお宅の迷惑になるかもと思いつつも、行かせてしまった。
いつも居るにぎやかな人がいないと、家はひっそり、孤独を感じる。そとは、まるで台風のような強風が吹いていて、なんとなく寒々... でも、この孤独感を増幅させるような嵐の音が、「お泊り会」の子どもたちには興奮を倍増させる「お囃子」になるのだろう。きっと盛り上がっているにちがいない。
チビさんも居ないし、誰か呼ぶなり、電話するなりして、旧交を温めようかとも思ったが、さなぎに風邪をうつされて、体調も優れないため、ひとり静かに過ごすことにした。
嵐の音を聞きながら、ゆっくりお風呂に入ると、過去に出会った色々な人たちのことが思い出される。生きている人もいれば、亡くなった人もいる。ただ、面白いのは、そのときに思い出すことは、ごくごく小さなこと。たとえば食器の扱い方や、お酒の注ぎ方、熱した油にスパイスを入れるときの手つき、などなど。そういうものが、案外その人を思い出すときの、大切な手がかりになる。大事な思い出の核をなす。
長い間、葛根湯というものは溶けないと思っていた。だから、いつも葛根湯の粉末は、まるで粉薬を飲むように飲み下していた。あるとき、ある人が、葛根湯は根気よく溶かせば、お湯にちゃんと溶けることを教えてくれた。こういう小さなことが、その人を思い出すときに、大事な鍵になる。その人の人柄と、葛根湯がゆっくりお湯に溶けていくさまが重なって、ひとつの優しいイメージとなる。
その人のことを思いつつ、お湯に溶かした葛根湯を飲んで、早めに寝よう。
11月 29, 2008
11月 18, 2008
不老不死の薬?
さなぎも、私も、いっぺんで気に入った飲み物。キリンの「マセドニアグレープ」。でも、もう製造・出荷が終わったらしく、お店であまり見かけなくなった。そこで、自分たちで作ってしまうことにした!
http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2008052102.html
週末、材料を買いそろえ、つけ込んだ。
香辛料: シナモン・クローブ・アニス
果物: りんご、パイナップル・みかん・レモン
甘味: 砂糖・はちみつ
これらを、赤ワイン(メルシャンの一番安いやつ)につけ込み、煮る。ひたすら煮込んで、アルコール分をとばして出来上がり。あまりに濃い味なので、果汁100%のグレープジュースと、オレンジジュースでうすめる。
こうして、怪しい飲み物が出来上がった。少し濁りのある赤紫色。ちょうど魔女が作る危ない薬みたいな色。味はなかなか上出来。「マセドニアグレープ」そっくりに出来上がった。ちょっと、こってり気味かな。この妖しい液体を、空いたペットボトル数本に入れて完成。冷蔵庫に。
夜、いきなり、さなぎが大声で叫ぶ。
「指をくわえて見ているがいいわ、私が不老不死になる瞬間をね!ふぁーっはっはっは」
何かと思えば、この怪しい液体を飲む際の前口上(笑)。こう、高らかに叫んでからじゃないと飲んではいけないらしい。「かーちゃんもやで!言うてから飲み!」と言われた。なんで私まで言わなあかんねん!(笑)
ま、とにかく出来た。不老不死はともかく、なんか風邪の予防になりそうな味。
http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2008052102.html
週末、材料を買いそろえ、つけ込んだ。
香辛料: シナモン・クローブ・アニス
果物: りんご、パイナップル・みかん・レモン
甘味: 砂糖・はちみつ
これらを、赤ワイン(メルシャンの一番安いやつ)につけ込み、煮る。ひたすら煮込んで、アルコール分をとばして出来上がり。あまりに濃い味なので、果汁100%のグレープジュースと、オレンジジュースでうすめる。
こうして、怪しい飲み物が出来上がった。少し濁りのある赤紫色。ちょうど魔女が作る危ない薬みたいな色。味はなかなか上出来。「マセドニアグレープ」そっくりに出来上がった。ちょっと、こってり気味かな。この妖しい液体を、空いたペットボトル数本に入れて完成。冷蔵庫に。
夜、いきなり、さなぎが大声で叫ぶ。
「指をくわえて見ているがいいわ、私が不老不死になる瞬間をね!ふぁーっはっはっは」
何かと思えば、この怪しい液体を飲む際の前口上(笑)。こう、高らかに叫んでからじゃないと飲んではいけないらしい。「かーちゃんもやで!言うてから飲み!」と言われた。なんで私まで言わなあかんねん!(笑)
ま、とにかく出来た。不老不死はともかく、なんか風邪の予防になりそうな味。
11月 09, 2008
ふるさとの香り?
サナギはユニクロのフリースジャケットを愛用している。青緑色。いつもいつもそれを着ているため、その上着にはすっかりサナギの匂いが染みついている。
ある時、サナギの友達が言ったそうだ。
「あ、○○ちゃんの上着、なんか、ふるさとの香りや」
すると、他の子も匂ってみて、
「あ、ほんまや!ふるさとの香りや。おばあちゃんちの匂いがする。」
と言ったらしい。「ふるさとの香り」って??
暗に「臭い」と言われてるんじゃなければいいけど...
その「ふるさと臭」を維持するため、サナギは上着を洗わせてくれない。
ある時、サナギの友達が言ったそうだ。
「あ、○○ちゃんの上着、なんか、ふるさとの香りや」
すると、他の子も匂ってみて、
「あ、ほんまや!ふるさとの香りや。おばあちゃんちの匂いがする。」
と言ったらしい。「ふるさとの香り」って??
暗に「臭い」と言われてるんじゃなければいいけど...
その「ふるさと臭」を維持するため、サナギは上着を洗わせてくれない。
宮島&ライトアップ反対
祖母のお骨をお墓に納めるため、広島に行ってきた。ちょっとだけ宮島にも。鹿がい~っぱい!世界遺産に登録されたせいか、厳島神社は人でいっぱいなので、神社には行かず、ただ鹿とたわむれて、広島風お好み焼きを食べるだけにした。

「日本三景碑」の前でポーズを取るオス鹿。特等席なのだろうか、ここを去ろうとしない。角は切られているものの、立派なボスの貫禄だ。

サナギが撫でているのは、可愛いメス鹿。鹿の姿というのは、なんて愛らしいんだろう!完成された美しさがある。
サナギたちが鹿に気を取られている間に、ひとりで入った宮島の山道で、紅葉したクサギを見つけた。蝶々捕りをしていた子どもの頃、すごく身近だった木だ。夏、この木の花に大型の黒いアゲハ蝶がよく集まる。この木の側で待っていれば、そういう「高級そうな」黒い蝶がいくらでも捕れた。あのなつかしいクサギが、秋になると、こんな艶やかな姿を見せるとは全然知らなかった。実も何とも可愛らしい!
「日本三景碑」の前でポーズを取るオス鹿。特等席なのだろうか、ここを去ろうとしない。角は切られているものの、立派なボスの貫禄だ。
サナギが撫でているのは、可愛いメス鹿。鹿の姿というのは、なんて愛らしいんだろう!完成された美しさがある。
最近ちょっと気になるのは、桜や紅葉の「夜間ライトアップ」という行為。あれはどうかと思う。それなりに綺麗なのかもしれないけど、自然の事物は、自然光で照らされたときにこそ美しい。
人工では絶対に不可能な色を、自然の光は見せてくれる。色は常に光や湿度など、様々な自然条件に左右されるので、早朝や夕刻時など、うまく条件が揃ったときに、ほんの一瞬だけ植物が見せてくれる色は、本当に「有り難い」色であり、それを見ただけで、得も言われぬ幸福感に満たされる、そんな色なのだ。その天からの贈りものに触れずに、夜間ライトアップの色だけを見るならば、色というものの持つ凄さ、有り難さを知らずに終わってしまうと思う。
それ以上に、植物にとって有害なのではないだろうか、という気もする。私は電気が点いていると絶対に眠れない。植物にも、私のような神経質なのがいるかもしれない。明るくされると眠れない。不眠症の植物が、きれいな色を出せるわけがない。昼間もしょんぼりしてしまうのではないだろうか。心配になってしまう。夜型になった人間の暮らしを、植物にまで押しつけなくても...
夜、しっかり眠って、朝日で目覚める山の木々の色こそが、本当の秋の色だと思う。
10月 26, 2008
至福の試食
先々週の連休、京都の妹のところに行ってきた。大原方面へドライブ。そこでのこと。妹おすすめのドレッシングやさんに寄ってみたのだが、うわさどおり、すべてのドレッシングを試食させてくれる。それも、ちゃんと、いちいち生野菜(大根・きゅうり・ワカメのミックス)にかけて。
お皿に余ったドレッシングや、酢の物の汁を全部飲んでしまうほど、酸っぱいものに目がない私にとって、それはそれは幸せなひとときだった。お店に入ると、まず割り箸を渡され、「このお箸持っといてね」と前置きされ、それから矢継ぎ早に、「はい、これは○○のドレッシング」、「こっちも食べてみて、これは○○のドレッシング。お魚に合いますよ」、などといいながら、次々お皿に入れてくれる。ぜんぶぜんぶ美味しい!!
すべて買って帰りたいところだったが、その中から「ゆず大根」と、「バルサミコとお醤油のイタリアン」の2本を選んだ。どっちもあっという間になくなりそうな勢い。魚にかけてよし、野菜にかけてよし、そのまま飲んでも(!)大満足。
前に妹にもらった、ここのお店の「ゆずのポン酢」も、ものすごく美味しかった。鍋物の季節に大活躍しそう。
通販もやってるみたい。
http://www.sino.co.jp/index.htm
お皿に余ったドレッシングや、酢の物の汁を全部飲んでしまうほど、酸っぱいものに目がない私にとって、それはそれは幸せなひとときだった。お店に入ると、まず割り箸を渡され、「このお箸持っといてね」と前置きされ、それから矢継ぎ早に、「はい、これは○○のドレッシング」、「こっちも食べてみて、これは○○のドレッシング。お魚に合いますよ」、などといいながら、次々お皿に入れてくれる。ぜんぶぜんぶ美味しい!!
すべて買って帰りたいところだったが、その中から「ゆず大根」と、「バルサミコとお醤油のイタリアン」の2本を選んだ。どっちもあっという間になくなりそうな勢い。魚にかけてよし、野菜にかけてよし、そのまま飲んでも(!)大満足。
前に妹にもらった、ここのお店の「ゆずのポン酢」も、ものすごく美味しかった。鍋物の季節に大活躍しそう。
通販もやってるみたい。
http://www.sino.co.jp/index.htm
天高く...
いよいよ秋が深まってきた。空が秋の色をしている。
夕方の空を見て、いつも不思議に思うことがある。それは、空の上の方が青くて、下の方が黄色をしているとき。絵の具だと、青と黄色を混ぜれば緑色になるのに、空の上ではそうじゃない。青と黄色の間のこの何ともいえない色。これは何色といえばいいんだろう。色なき色というか...不思議な色。
下の写真は、サナギの通う乗馬クラブの馬、オレンジペコちゃん。いま足が故障中で、馬場に出られず、暇。私もサナギのレッスンが終わるまで暇。で、一緒に「鼻遊び」をしていた。
「鼻遊び」(注:私が命名)というのは、鼻先に軽く手のひらを当ててやると、馬が、ラクダのように鼻先を伸ばして、それを私の手に押しつけながら左右に激しく振る。馬はこの遊びが大好き。私が観察するところによると、頭のいい子ほど、この遊びが好きみたい。何しろペコちゃんは、馬術の名選手。おりこうさんなのだ。これは、「はやく手のひら当てて~」とせがんでいるところ。
夕方の空を見て、いつも不思議に思うことがある。それは、空の上の方が青くて、下の方が黄色をしているとき。絵の具だと、青と黄色を混ぜれば緑色になるのに、空の上ではそうじゃない。青と黄色の間のこの何ともいえない色。これは何色といえばいいんだろう。色なき色というか...不思議な色。
下の写真は、サナギの通う乗馬クラブの馬、オレンジペコちゃん。いま足が故障中で、馬場に出られず、暇。私もサナギのレッスンが終わるまで暇。で、一緒に「鼻遊び」をしていた。
「鼻遊び」(注:私が命名)というのは、鼻先に軽く手のひらを当ててやると、馬が、ラクダのように鼻先を伸ばして、それを私の手に押しつけながら左右に激しく振る。馬はこの遊びが大好き。私が観察するところによると、頭のいい子ほど、この遊びが好きみたい。何しろペコちゃんは、馬術の名選手。おりこうさんなのだ。これは、「はやく手のひら当てて~」とせがんでいるところ。
10月 07, 2008
手で開けられる窓
昨日あたりから、空気にキンモクセイの香りが混じり始めた。
電車は、いまちょうど冷房と暖房のはざま。昨日の朝乗った電車は、エアコンはストップしてあり、換気もされていなかった。でも、車内は満員。けっこう蒸し暑く、乗っているうちに、だんだん蒸し風呂状態に。みんなもう衣替えしていて、すっかり秋の装いなので、暑いこと暑いこと!上着を脱ぐ人、夏の名残りの扇子を出してきてあおぐ人、車内に乗客たちの不快感が充満した。こんなとき、ちょっとでも窓が開けられたらと思い、どこか開けられないか見渡してみたが、全部「開かずの窓」。
ちょっと前までは、電車の窓は自分で開けられた。あまりに蒸し暑い日など、気の利く人が少し窓を開けてくれたりした。ところが、今の車両はどうだろう。だいたいが窓の開かないタイプ。機械仕掛けで開くのかもしれないが、少なくとも手動では開けられないようだ。
でも、もしシステムの不具合などで、エアコンやドアの開閉装置が壊れたらどうなるんだろう。それが、もし真夏だったら。どんどん暑くなる満員の車両の中で、熱中症の人も出るだろう。あるいは、車内で毒ガスが発生したらどうなる?そんなとき、手動で開けられる窓がなければ、本当に命取りになる。そんな状態を想像しただけで恐ろしい。
窓を開けて過ごすということを想定しない空間が多すぎる。オフィスビルもそう。電車もバスも。そんなにエアコンだけに頼って大丈夫なのだろうか。機械類は必ず壊れる。「手動」あるいは「人力」という部分を危機対策として残しておかないと、機械が壊れた時、ぜったいに危ないと思う。
閉じた空間ほど怖いものはない。と、今回の個室ビデオ火災でも思った。なんでも、元あった窓を改装時にふさいでしまったらしい。とんでもない!
昨日家に帰るときに乗ったバスは、窓が全部開いていた。古い型の車両で、きっと乗客が開けたのだろう。窓からキンモクセイの香りの風がたっぷり入ってきた。ああ、これだ。この風が欲しかったのだ。
電車は、いまちょうど冷房と暖房のはざま。昨日の朝乗った電車は、エアコンはストップしてあり、換気もされていなかった。でも、車内は満員。けっこう蒸し暑く、乗っているうちに、だんだん蒸し風呂状態に。みんなもう衣替えしていて、すっかり秋の装いなので、暑いこと暑いこと!上着を脱ぐ人、夏の名残りの扇子を出してきてあおぐ人、車内に乗客たちの不快感が充満した。こんなとき、ちょっとでも窓が開けられたらと思い、どこか開けられないか見渡してみたが、全部「開かずの窓」。
ちょっと前までは、電車の窓は自分で開けられた。あまりに蒸し暑い日など、気の利く人が少し窓を開けてくれたりした。ところが、今の車両はどうだろう。だいたいが窓の開かないタイプ。機械仕掛けで開くのかもしれないが、少なくとも手動では開けられないようだ。
でも、もしシステムの不具合などで、エアコンやドアの開閉装置が壊れたらどうなるんだろう。それが、もし真夏だったら。どんどん暑くなる満員の車両の中で、熱中症の人も出るだろう。あるいは、車内で毒ガスが発生したらどうなる?そんなとき、手動で開けられる窓がなければ、本当に命取りになる。そんな状態を想像しただけで恐ろしい。
窓を開けて過ごすということを想定しない空間が多すぎる。オフィスビルもそう。電車もバスも。そんなにエアコンだけに頼って大丈夫なのだろうか。機械類は必ず壊れる。「手動」あるいは「人力」という部分を危機対策として残しておかないと、機械が壊れた時、ぜったいに危ないと思う。
閉じた空間ほど怖いものはない。と、今回の個室ビデオ火災でも思った。なんでも、元あった窓を改装時にふさいでしまったらしい。とんでもない!
昨日家に帰るときに乗ったバスは、窓が全部開いていた。古い型の車両で、きっと乗客が開けたのだろう。窓からキンモクセイの香りの風がたっぷり入ってきた。ああ、これだ。この風が欲しかったのだ。
9月 27, 2008
去る命あれば来る命あり
祖母が旅立った4日後、中さんのところに新しい命が誕生した。これだから、悲しいことがあっても、耐えられる。別れがあっても、また出会いがある。世の中うまい具合に出来ていると思う。
中さん、ご出産おめでとうございます!
まずは、とにかく無事お生まれになって、何よりですね。母子ともにお疲れさまでした。鼻筋の通った美しい娘さん。日々どんどん成長していくのが、これから本当に楽しみですね!
中さん、ご出産おめでとうございます!
まずは、とにかく無事お生まれになって、何よりですね。母子ともにお疲れさまでした。鼻筋の通った美しい娘さん。日々どんどん成長していくのが、これから本当に楽しみですね!
裏庭にはにわ
嬉しいことに、私たちの学年が卒業記念に制作した「埴輪」がまだいくつか壊れずに残っている。私の班が作ったのはこの猿の埴輪。たぶん、「見ざる、言わざる、聞かざる」のうちの、「言わざる」。もうすっかり苔生しているが、20年近く経った今でも無事、裏庭に立っているというのが、いつ見ても嬉しい。小学生の頃の自分が、まだそこに居るようで。
アゲハチョウがやってきたので、思わずパチリ。
でも、このあと、彼岸花は無惨に手折られ、地面に散乱していた。彼岸花の汁には、弱い毒があるらしい。今夜、手がかぶれている子が花荒らしの犯人だ!
9月 24, 2008
9月 17, 2008
9月 15, 2008
忙しいお月見
まだ暑い日もあるけど、季節は確実に変わっていっている。
大阪の御堂筋沿いのイチョウの木には、もう黄色い銀杏の実がたわわに実っているし、家の近所では萩も咲いている。田舎に行けば、きっと彼岸花が赤く色づき始めているだろうと思う。夜に聞こえてくる虫の合唱は、もうメンバーがすっかり秋の歌い手に変わっているし、タマジも前足を身体の下に折りたたんで「香箱を作る」ようになった。これだけ証拠が揃ったら、もう秋だ。
昨夜は中秋の名月。ベランダで、みんなで拝んだ。みんなというのは、母、サナギ、私、それから、タマジ、カメちゃん。お供えは塩で味をつけただけの月見だんご。ススキが無かったから、ベランダに植えた猫草が成長しすぎたもの(ちょっとススキに似た穂が出ている)で代用。あとは、里芋の入った団子汁。白味噌仕立て。
肝心のお月さんは、薄い雲がかかっていて、何だか鈍い色の顔料で空にささっと描いたような、あるいは、「お月さんのシール」を空に貼りつけたような、立体感の乏しい、冷めた満月だった。
それとは対照的に、ベランダでは、タマジとカメちゃんが大はしゃぎ。
カメちゃんは、最近、気が向いたら自分で水槽から出てきて、好きなときにまた水槽に帰るようになっている。出るときは、出るというより落ちる感じ。「ゴツン!」という鈍い音が聞こえたら、カメちゃんが水槽から出た合図。帰るときは、水槽に立てかけた水槽の蓋を、梯子のように登って行って、水槽の中に「ぽちゃん」と落ちる。なかなか頭のいい子だと、最近ちょっと見直している。
珍しく、人間が全員ベランダに出て、しかも食事なんかしているので、カメちゃんは水槽から出てくるし、タマジも調子に乗って、ベランダを走り回る。そのうちタマジはヤモリを見つけて追いかけ始め、カメちゃんと、タマジに追われて逃げ回るヤモリが、猛スピードでベランダを這い回る。暗くてよく見えないため、人間組は、それらを踏まないようにするので必死。何だか忙しい夕食になった。
月は、その後、雲を抜けて、ほんのひととき煌々と輝き(ちょっといつもより赤いような気がした)、その後また雲のベールを纏って冷静に登っていった。
朝、起きてみると、ベランダには蟻の黒だかり。昨夜のヤモちゃんだ。かわいそうに。でもこれ、数日間そのままにしておくと、蟻が撤退した後、ヤモちゃんは綺麗に白骨になっている。いつも感心するのだが、蟻ってすごい。
お彼岸まであと少し。
大阪の御堂筋沿いのイチョウの木には、もう黄色い銀杏の実がたわわに実っているし、家の近所では萩も咲いている。田舎に行けば、きっと彼岸花が赤く色づき始めているだろうと思う。夜に聞こえてくる虫の合唱は、もうメンバーがすっかり秋の歌い手に変わっているし、タマジも前足を身体の下に折りたたんで「香箱を作る」ようになった。これだけ証拠が揃ったら、もう秋だ。
昨夜は中秋の名月。ベランダで、みんなで拝んだ。みんなというのは、母、サナギ、私、それから、タマジ、カメちゃん。お供えは塩で味をつけただけの月見だんご。ススキが無かったから、ベランダに植えた猫草が成長しすぎたもの(ちょっとススキに似た穂が出ている)で代用。あとは、里芋の入った団子汁。白味噌仕立て。
肝心のお月さんは、薄い雲がかかっていて、何だか鈍い色の顔料で空にささっと描いたような、あるいは、「お月さんのシール」を空に貼りつけたような、立体感の乏しい、冷めた満月だった。
それとは対照的に、ベランダでは、タマジとカメちゃんが大はしゃぎ。
カメちゃんは、最近、気が向いたら自分で水槽から出てきて、好きなときにまた水槽に帰るようになっている。出るときは、出るというより落ちる感じ。「ゴツン!」という鈍い音が聞こえたら、カメちゃんが水槽から出た合図。帰るときは、水槽に立てかけた水槽の蓋を、梯子のように登って行って、水槽の中に「ぽちゃん」と落ちる。なかなか頭のいい子だと、最近ちょっと見直している。
珍しく、人間が全員ベランダに出て、しかも食事なんかしているので、カメちゃんは水槽から出てくるし、タマジも調子に乗って、ベランダを走り回る。そのうちタマジはヤモリを見つけて追いかけ始め、カメちゃんと、タマジに追われて逃げ回るヤモリが、猛スピードでベランダを這い回る。暗くてよく見えないため、人間組は、それらを踏まないようにするので必死。何だか忙しい夕食になった。
月は、その後、雲を抜けて、ほんのひととき煌々と輝き(ちょっといつもより赤いような気がした)、その後また雲のベールを纏って冷静に登っていった。
朝、起きてみると、ベランダには蟻の黒だかり。昨夜のヤモちゃんだ。かわいそうに。でもこれ、数日間そのままにしておくと、蟻が撤退した後、ヤモちゃんは綺麗に白骨になっている。いつも感心するのだが、蟻ってすごい。
お彼岸まであと少し。
9月 01, 2008
ラッキョウタイプ??
それによると、タマジの肉球は典型的な「ラッキョウ」タイプ。全体が暗い小豆色。このタイプの子の性格は「犬みたい」なんだそうだ。 とても素直で、遊び好き。おもちゃをくわえて持ってきて、「遊ぼ」と誘ってきたり、言われたことに素直に従ったり。たしかに、ちょっと当たってるかも。
いちおう多数の事例を元に、「研究」した結果なのだそうなので、統計的に、ある程度いえるのかもしれない、なんて、私まで納得してしまったりして。さなぎはもちろん大喜び。
他にも色んな肉球が載っていて、知ってる猫ちゃんの肉球を調査して、あてはめてみると、なかなか面白い。相性まで載っている。タマジの場合、たくあんタイプ(肉球が黒とピンクのまだら)の子と相性がいいらしい。たくあんの子は、自分がボスだと主張したがり、タマジのタイプは素直なので、すぐに従うからだそうだ。
肉球マニアというのがいるらしい。たしかに、猫の中でも、特に魅惑的な部分かもしれない。猫の身体の中で、唯一「汗をかく」部分でもある。
この本、ただいま職場の同僚のところを巡回中。
8月 24, 2008
淡路島
ようやく2日間の夏休みをもらった。そのうちの1日を使って淡路島へ。天気も良く、涼しい1日だった。行き先は、言わずと知れた馬牧場。妹が、さなぎを外乗(馬に乗って、牧場の外に出ること。森の中や海岸を馬で歩いたり走ったりする)に連れて行ってくれるというので、みんなで行ってきた。
さっそく馬を走らせる妹とサナギ。このあと、インストラクターに付き添われて、外乗に出かけた。
下は、フレンチブルドッグのドンちゃん。
そして、右は、
クッキーくんの妹の、トテちゃん。この子、サナギたちの外乗にずーっとついてきた(というか、この子が先導してくれた)らしい。2時間もかかる、かなりの遠出だったのに。ごくろうさん。
途中で寄ったソフトクリームやさんの看板犬。名前は知らない。西瓜の看板の横で寝そべる姿が、なかなか絵になっていた。
8月 18, 2008
8月 17, 2008
猫
お盆も終わり、なんとなく秋の気配も感じられるようになってきた。日は確実に短くなっている。朝4時ごろから明るかったのが、最近は4時では、まだ真っ暗。夜など、ときおり秋風のような涼しい風が吹く。なんとなく惜しいような、ほっとしたような、複雑な気持ち。
今年は自治会の役員に当たってしまい、2ヶ月に1回、会議に出なければならない。今日も行ってきた。
そこで、必ず話題にあがるのが「猫の糞害」。野良猫が、公園や、自分の家の庭で糞をして困るというもの。そこで、猫を飼っている人は猫を外に出さないように、そして、野良猫には餌をやらないようにするしかない、というようなことが言われ、公園にはそのような主旨のポスターが貼られる。
でも、本当にそんな解決法でいいのだろうか?「猫」の問題は、もっと多くの問題を含んでいるように思う。そもそも、猫は土のあるところでしか用を足せない。そして、住宅街で土のある場所といえば、公園か、人家の庭しかないのである。そのことこそが問題なのではないだろうか。猫も住めないような環境に、人間が住めるだろうか。
といっても、じゃあどう解決するのか、というと何も策が浮かばない。ただ、もうこれ以上アスファルトで地面を覆うのはやめてほしい。温暖化の原因になるし、雨が降れば洪水の原因にもなるし、夏場は熱したフライパンのようになって、犬も散歩できない。車のためには良いのかもしれないけど、それ以外には悪いことだらけ。人間は車のために生きているわけじゃない。
先日、真夏の真っ昼間に、アスファルトの道と、草地の道を歩き比べてみた。アスファルトの上は靴の上からでも火傷しそうな、めらめらした感じだった。下から火気がのぼってくる感じ。一方、草地の上は、下からのぼってくる「めらめら」が一切ない。暑いのは暑いが、それは太陽から降り注ぐ暑さだけ。下から熱せられていない分、十分に耐えうる暑さなのだった。同じ場所の、ほんの数メートル離れただけの2種類の地面。体感温度にして、優に5~6度は違うと思った。
猫を減らすのではなく、草地を増やしたらどうだろうか。猫は、現代の都市の抱える問題について考えるきっかけを与えてくれる貴重な存在なのかもしれない。
がんばれ猫!
今年は自治会の役員に当たってしまい、2ヶ月に1回、会議に出なければならない。今日も行ってきた。
そこで、必ず話題にあがるのが「猫の糞害」。野良猫が、公園や、自分の家の庭で糞をして困るというもの。そこで、猫を飼っている人は猫を外に出さないように、そして、野良猫には餌をやらないようにするしかない、というようなことが言われ、公園にはそのような主旨のポスターが貼られる。
でも、本当にそんな解決法でいいのだろうか?「猫」の問題は、もっと多くの問題を含んでいるように思う。そもそも、猫は土のあるところでしか用を足せない。そして、住宅街で土のある場所といえば、公園か、人家の庭しかないのである。そのことこそが問題なのではないだろうか。猫も住めないような環境に、人間が住めるだろうか。
といっても、じゃあどう解決するのか、というと何も策が浮かばない。ただ、もうこれ以上アスファルトで地面を覆うのはやめてほしい。温暖化の原因になるし、雨が降れば洪水の原因にもなるし、夏場は熱したフライパンのようになって、犬も散歩できない。車のためには良いのかもしれないけど、それ以外には悪いことだらけ。人間は車のために生きているわけじゃない。
先日、真夏の真っ昼間に、アスファルトの道と、草地の道を歩き比べてみた。アスファルトの上は靴の上からでも火傷しそうな、めらめらした感じだった。下から火気がのぼってくる感じ。一方、草地の上は、下からのぼってくる「めらめら」が一切ない。暑いのは暑いが、それは太陽から降り注ぐ暑さだけ。下から熱せられていない分、十分に耐えうる暑さなのだった。同じ場所の、ほんの数メートル離れただけの2種類の地面。体感温度にして、優に5~6度は違うと思った。
猫を減らすのではなく、草地を増やしたらどうだろうか。猫は、現代の都市の抱える問題について考えるきっかけを与えてくれる貴重な存在なのかもしれない。
がんばれ猫!
7月 20, 2008
「かっこええ」?
梅雨が明けて、毎日猛暑。職場では、毎年恒例のエアコンバトルが勃発している。設定温度を低くしたい男性と、高くしたい私。もうかなり関係が悪化している。毎年のことで、本当に嫌になる。その男性、あくまでスーツ&ネクタイにこだわる人なのだ。所長はとっくに半そでシャツで出勤しているというのに。
ま、その話はともかく、昨日ちょっと面白かったこと。
さなぎ(元青虫)は、いま大の「週刊ジャンプ」ファン。毎週月曜日、何とかお金を工面して、近くのコンビニにジャンプを買いにいく。でも、月曜日が祝日のときは、土曜日に発売されるらしく、昨日が発売日だった。一緒に出かける用事があったので、その行きしに買うことになった。
「駅前の本屋で買う?」と私。
さなぎは、「いや、本屋じゃなくて、駅の売店で買うわ。だって、売店のおばちゃんって、かっこええもん」
「?」(駅の売店のおばちゃん、かっこええかな...?)
で、その売店に到着。さなぎは、すかさずお金の方を先に渡した(あまり買い物に慣れてない)。ずり落ちそうなカツラを安っぽいヘヤピンでバシバシに留めた、その厚化粧のおばちゃんは、困る様子もなく、「なに買うのん?」 さなぎが、「ジャンプ」と答えると、おばちゃんは、
おばちゃん:「ああ、ジャンプね。250円...ほな、おうてる(合ってる)わ。今週10円高いでしょ。」
さなぎ:「40周年記念号やから。」
おばちゃん:「うわー、もう40年になるのん。すごいなあ。ずっと読んでるのん?」
さなぎ:「今年になってからはずっと読んでる」
おばちゃん:「ほんまぁ」 (と、満面の笑み)
売店を離れてから、さなぎが私に言った。「ほらな、かっこええやろ?」
なんだか可笑しかった。「かっこええ」というのは、そういう意味だったのだ。つまり、余裕があるというか、話し上手というか、つまり、相手をリラックスさせて、安心して買い物させる技術(?)を持っているということなのかもしれない。買い物慣れしていない子どもでも、緊張せずにお金が払えるのだ。
そういえば、梅佳代という写真家の写真集に、「人生経験」というタイトルの写真があって、それは駅の売店のおばちゃんの写真だ。所狭しと並んだ雑誌やガムなどの商品の奥で、満面の笑みをたたえた厚化粧のおばちゃん。この写真集は傑作だ。(『うめ版 新明解国語辞典』三省堂)
ま、その話はともかく、昨日ちょっと面白かったこと。
さなぎ(元青虫)は、いま大の「週刊ジャンプ」ファン。毎週月曜日、何とかお金を工面して、近くのコンビニにジャンプを買いにいく。でも、月曜日が祝日のときは、土曜日に発売されるらしく、昨日が発売日だった。一緒に出かける用事があったので、その行きしに買うことになった。
「駅前の本屋で買う?」と私。
さなぎは、「いや、本屋じゃなくて、駅の売店で買うわ。だって、売店のおばちゃんって、かっこええもん」
「?」(駅の売店のおばちゃん、かっこええかな...?)
で、その売店に到着。さなぎは、すかさずお金の方を先に渡した(あまり買い物に慣れてない)。ずり落ちそうなカツラを安っぽいヘヤピンでバシバシに留めた、その厚化粧のおばちゃんは、困る様子もなく、「なに買うのん?」 さなぎが、「ジャンプ」と答えると、おばちゃんは、
おばちゃん:「ああ、ジャンプね。250円...ほな、おうてる(合ってる)わ。今週10円高いでしょ。」
さなぎ:「40周年記念号やから。」
おばちゃん:「うわー、もう40年になるのん。すごいなあ。ずっと読んでるのん?」
さなぎ:「今年になってからはずっと読んでる」
おばちゃん:「ほんまぁ」 (と、満面の笑み)
売店を離れてから、さなぎが私に言った。「ほらな、かっこええやろ?」
なんだか可笑しかった。「かっこええ」というのは、そういう意味だったのだ。つまり、余裕があるというか、話し上手というか、つまり、相手をリラックスさせて、安心して買い物させる技術(?)を持っているということなのかもしれない。買い物慣れしていない子どもでも、緊張せずにお金が払えるのだ。
そういえば、梅佳代という写真家の写真集に、「人生経験」というタイトルの写真があって、それは駅の売店のおばちゃんの写真だ。所狭しと並んだ雑誌やガムなどの商品の奥で、満面の笑みをたたえた厚化粧のおばちゃん。この写真集は傑作だ。(『うめ版 新明解国語辞典』三省堂)
7月 07, 2008
七夕&タマジの誕生日
登録:
投稿 (Atom)
