まあそういっても、ずっと引きこもってばかりもいられないので、ちょっと畑に行ってみた。そろそろ冬野菜を片付けて、次の野菜(ジャガイモ)の植え付け準備に入らなければならないのだ。
1週間ぶりに行く畑。いつも心がはずむ。まるで恋人に会いに行くみたいな気持ちで、早く会いたくて、つい小走りになる。
ところが!
が~ん。
野菜が全部、何者かに食べられている。種から育てて、苗を作り、畑に定植して順調に越冬中だった菜の花も!えんどう豆も!そろそろ収穫しようと楽しみにしていたほうれん草も!!もう少し大きくしてから収穫しようと思っていた聖護院大根の葉っぱも!!
全部ぜんぶ、筋だけ残して葉っぱがきれいに無くなっている。そして畑のまわりの柿の木には大量の鳥。ヒヨドリにムクドリにメジロ。柿をつついたりしながらピーピーとパーティーみたいに騒がしい。あいつらに違いない。
寒い日が続いて、人間が来ないあいだに、畑はすっかり鳥の楽園と化していたのだ。少しぐらいなら我慢もするが、今回はひどい。食べ方がえげつない。畝の上に柿のタネ入りの糞も盛大に撒き散らしてある。ネギは余り気味なので、ネギは食べてくれてもよかったのに、それには全く手をつけてない。レタスもなぜか食べてない。とにかく、甘い葉っぱばかり食べてある。
ヒヨドリやムクドリはもともと好きでないが、ウグイス色の小さなメジロは今まで可愛いと思っていた。けど、これからはもう思わない。
畑のそばにいっぱい熟した柿あるやんか!それだけ食べといたらいいやん!!
せっかくみんな順調に育ってたのに...。
しょぼん。
まあ、こちらは道楽でやっていることだけど、鳥にとっては命がけ。仕方がないか。
それにしても、去年は起こらなかったことが、今年は起こっている。なんでだろう。鳥のえさが自然界に不足気味なのか?
<追記>
どうやら今年はどこでもヒヨドリが畑を荒らしているらしい。好物はブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、チンゲン菜、小松菜などだそう。ネットで調べてみたら結構みんな色々と工夫しているみたいだけど、なかなか手ごわそう。中には畑を荒らすヒヨドリを捕まえて「ヒヨドリパイ」を作ってしまった人もいてびっくり。(まるでマザーグースの世界!)
ヒヨドリはブルーベリーも大好きで困っています。ヒヨドリパイは初めて聞きました。カフェでは出しませんが。検索して調べてみようと思います。
返信削除さしずめ「ブラックバード(黒つぐみ)のパイ」ですね。マザーグースの歌にたくさん出てきます。でも、私がネットで目にしたのは、「大草原の小さな家」にならったパイでした。なかなか美味しいみたいですよ。
返信削除http://homepage3.nifty.com/hungryhunter/prairie/index.html
↑この人、ほかにも色んな鳥や小動物のレシピを公開しているようです。猟をしない人間にはちょっとハードルが高いですが、他のも面白そうですね。
カフェで出してみたら、あんがい人気メニューになったりして!!
それにしても、ヒヨドリって色々調べてみたら、なかなか頭のいい鳥みたいですね。特に果実農家さんにとっては本当に手強い相手なんでしょうね!やっぱりネットを張って撃退するんでしょうか?
農業って、つくづく「自然界とのせめぎあい」なんだなあと思います。
そうですね、やはりネットを張るのが確実だと思います。他の方法では害獣が学習してしまうと効果が薄れてしまいます。施工面積が大きくないのであれば、百円均一の商品で対応することもできるので、費用対効果の面でもオススメです。それにしても、農業を始めるといろんなことを知ることができて、おもしろいですね。改めてそう感じました。貴重な気付きをいただき、ありがとうございます。
返信削除百均のネットいくつか買ってあるので、やってみます。ありがとうございます。
返信削除先週、いくつかの食用菜の花にはいわゆる「キャップ」をかぶせてみました。昨日みてみたら、キャップをかぶせたものだけは、少し復活してきたようです。でも、キャップは高いのでたくさんは買えません。
ほんとに、少しでも何か作物を作り始めると色んなことが分かってきますね。有難いことだと思います。
ところで、北陸のほうは大変な雪みたいですね。どうかお気をつけて。