京都に松田道雄という小児科の医者がいた。ロングセラー『育児の百科』(岩波書店)の著者だ。わが家の子育てバイブルのような本で、親子代々参考にしてきた。
その松田道雄の晩年のエッセーの中の一節が妙に心に響いた。
「高官でもなく、タレントでもなく、富豪でもない人間であっても、毎日の仕事を翌日にのばさぬようにやっていれば、それはそれでなにものかでありうる。70有余年に近づきになった人たちからの年賀状をながめていると、そんな気になる。」
朝起きて、お弁当を作って、仕事に行って帰ってくるだけの毎日を過ごしていると、ついこんな毎日でいいのだろうかと思ってしまうけど、こういう言葉に出会うと、ああやっぱりこれでいいのかもしれないと思う。なんと単純な。
でも、まあ確かにその通り。縦糸に横糸を通して、トントンと間を詰める。この平凡な作業をただひたすら繰り返すだけで、おしまいには見事な布が織り上がるのだ。毎日こつこつと。これでいい。
その松田道雄の晩年のエッセーの中の一節が妙に心に響いた。
「高官でもなく、タレントでもなく、富豪でもない人間であっても、毎日の仕事を翌日にのばさぬようにやっていれば、それはそれでなにものかでありうる。70有余年に近づきになった人たちからの年賀状をながめていると、そんな気になる。」
朝起きて、お弁当を作って、仕事に行って帰ってくるだけの毎日を過ごしていると、ついこんな毎日でいいのだろうかと思ってしまうけど、こういう言葉に出会うと、ああやっぱりこれでいいのかもしれないと思う。なんと単純な。
でも、まあ確かにその通り。縦糸に横糸を通して、トントンと間を詰める。この平凡な作業をただひたすら繰り返すだけで、おしまいには見事な布が織り上がるのだ。毎日こつこつと。これでいい。
毎日の仕事を翌日にのばさぬようにやる、ということがワタシにとってはすごく難しい。ついつい後回しにしてしまうことがたくさんあったりするのよね。
返信削除今はお弁当づくりや日々の片付けなんかがそう。
子どもが小さい頃に、家事と仕事を両立するには、手にしたらそれを完結させちゃうって事だったんだけど、洗濯物を取り入れて、そのままたたんじゃうって事さえ出来ないのよね。後回しにしてしまうと、めんどくさくなっちゃうし、嫌~になっちゃって。
もう一度生活見直します。
たしかに、家事は私もそう。特に「かたづけ」ね、後回され率が高いのは。
返信削除職場では、何事もやりかけたら完結させるよう努力してるし、ある程度できてもいると思うんだけど、家事はあかんわ...毎日食べて寝るので精一杯。時間がないわけじゃなくて、やる気の問題というか。
ななちゃんもお仕事あるからね。両立は大変だと思うよ~
がんばろう!
そうそう、そのやる気の問題なんよ~。
返信削除時間はあるもん。
後回され率を減らすようにちょと頑張ってみる。
松田道雄さんの翻訳で貝原益軒の養生訓、楽訓、和俗童子訓を収めた本があるようです。
返信削除まだ読んでないので、今度読んでみます~
私も今日出来ることは、明日に延ばしてしまいます…ズルズルと。
特に片付けとお金の計算、管理が。
姉や母は、几帳面なのでテキパキ!
いつも小言を言われて、耳が痛いですが…気にしなくなりました。
私のペースでやってます(笑)
でも、もっとちゃんとすれば、時間を有意義に使えそうな気もします。
accoちゃん、ありがとう!
返信削除松田道雄責任編集の『貝原益軒』(中央公論 日本の名著シリーズ)ですね?さっそく図書館で予約しました!楽しみです。
毎日毎日の生活のこまごましたことを大切にしたいですね。今日は掃除と片付け、頑張ります!