2月 07, 2008

春の兆し

朝ときどき通る大阪裁判所の敷地には、豪華なボケの花の生垣がめぐらせてある。そろそろ咲く頃かと思って、昨日すこし遠回りして見に行ってみた。咲いてる、咲いてる!梅も!殺伐とした裁判所の建物に、豪勢な花の生垣。なんか不釣合いな感じ。いや、これでようやく釣り合うのかもしれない。

ボケの花。漢字では「木瓜」と書く。瓜とは関係なさそうなのに、なんでだろう。桜や梅や桃と同じ、バラ科の植物。小さい頃は、あんまり好きじゃなかった。なんとなく安っぽい感じがして。背は低いし、色はいかにも日本の朱色という感じで、色に深みがないように思えたし。それが、なぜか今は梅よりも、桜よりも好きになってしまった。幹の折れ具合、色合い、花の艶やかさ、なんともいえない風情を見出すようになった。本当に、趣味って変わるもんだなあと思う。今では、ボケの花のような女性になりたいとさえ思う。...不思議。

寒い朝だったけど、この咲き乱れる花々を見たら、とたんに暖かく感じて、思わずマフラーをはずした。

春だ!

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