3歳まで、田んぼや畑に転がされていた私にとって、この花は、ナズナやオオイヌノフグリなどと並んで、幼い頃からの友達のようなもの。何ともいえない親しさを感じる。小さな私と一緒に何となくそこに生えていて、小さな子の目を楽しませ、美への扉を開いてくれた貴重な花だ。
荒れた草地にしか生えないので、最近めったに見かけないのだが、先日久しぶりに再会した。もう嬉しくて嬉しくて。今も変わらず可憐な姿で咲いていた。
この花に、私独自の名前をつけたいと思う。「ニワゼキショウ」なんて似合わない。さしあたっては、「星草」なんてどうだろう... 咲いた花と丸いつぼみが草むらの中で入り乱れた様子は、まるで夜空で星が瞬いているように見えるから。それに、この花の視覚的イメージは、秋の虫の音を思わせるし、秋の虫の音は、やっぱり星の瞬きを思わせるから。
ついでに言うなら、ナズナは「鈴草」、オオイヌノフグリ(酷い名前!)は「空草」がいいと思う。
なんて。今朝はちょっと浪漫ちっくに始めてみました。
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