昨日の朝、タマジが一点を凝視したまま固まっていた。立入禁止の部屋に首尾よく忍び込んだにもかかわらずだ。いったん入ったら、つまみ出されるまで、いつもなら一秒の間も惜しんで探険しまくるのに、今日は何故かその魅惑の部屋の真ん中に、正座して固まっている。その視線の先は…?
どうやら視線の先には母の姿があるらしかった(私からは見えない)。「何やっとん?」と聞くと、「ラジオ体操」と母。タマジは母のラジオ体操を鑑賞していたのだ。ものすごく真剣に。老女の怪しい動きにじっと見入る、あのタマジの表情! 動物が人間の芸を観るという、ヘンテコ劇場みたいな、あの逆転した構図! なんか無性に可笑しかった。
それですっかり気を良くした私は、良くなりついでに、朝うどんをすることに。
大阪に着いて、地下の駅から地上に出る。寒い。お腹も空いている。トイレにも行きたい。そして、始業までの時間的余裕も多少(?)ある。条件は整った!そこで、例の「かけうどん(小)」105円也。(その前にトイレを借りて...) ああ!なんという至福の時!
今のこの状態を形容するのに「しあわせ」以外の言葉を私は知らない。(う~ん、なかなか良い表現だ)
惚れた男との熱い一夜か、寒い朝の一杯のかけうどんか、どっちをとるかと聞かれたら(誰が聞くねん)、どうしようかな... これ、けっこう真剣に悩んでしまうよな... やっぱりうどんかな... いや、努力しだいで両立も可能かも...(どんな努力やねん)
などと、いろいろ頭に浮かぶ考えに、適宜つっこみを入れつつ、ほくほく顔で職場に向かった。やっぱり冬はこれぐらい寒い方がいい。
昨日(今日?)は満月。夕方、近所の山から真っ赤なのが出ていた。
梅が咲き始めた。そういえば、今日は立春か。
惚れた男との熱い一夜・・・
返信削除想像がまったくつかんので、うどんに1票!
タマジくんの凝視、想像つくよ。ドビオもときどき私のことじっと見てるときある。動いてみたりしても、視線で追ってくる。何か?って聞いても答えてくれないけどね。
ああいうときの猫って、すごい賢そうに見えるよね。人間なんかよりはるかに。
返信削除きゃさ先生はうどんですか。やっぱり。