最近はまっている野菜。「ちぢみほうれん草」という名前で売り出されている。産地は群馬県。
とにかく甘い!その甘さにまず驚く。形は普通のほうれん草より肉厚で、名前のとおり縮んでいる。たんぽぽの葉みたいに、地面に這いつくばるようにして生えているらしく、売られている姿は何となく平べったい。冬にだけ採れるそうだ。一所懸命地面に張り付いて、冬の寒さに耐えようとしているのだろう。冬のほうれん草は冬越しの養分を貯めようとするためか、普通の種類のも甘い。でも、この種類は、普通のよりも用心深いのだろうか、それとも怖がりなのだろうか、異常なほど甘みを貯めている。精製すると砂糖がとれるんじゃないかと思うほどだ。
肉厚なので、加熱してもあまり量が減らないのも嬉しい。
地面を這う形なので、かなり土がついているのが難点といえば難点だが、大量の水の中に手でちぎって放り込み、思いっきりかき回し、土を下に沈めておいて、上に浮いた葉っぱだけをザルにつまみあげる、というのを2~3回繰り返すと、土はとれる。
油いため、おひたしや胡麻和え、グラタン、シチューと、何に使っても美味しい。ほうれん草好きの人には、きっとたまらないと思う。お店で見かけたら、一度お試しあれ!
(写真:タマジがひやかしで食べているところ。彼が本当に食べるのは水菜。)
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