2月 26, 2012

ろうそくの灯り&甘酒

先日テレビで北欧の冬を紹介する番組を見て以来、ろうそくが欲しいなあと思っていた。で、さなぎにリクエストして誕生日のプレゼントにしてもらった。

小さいけど、存在感のある灯り。

生来のややこしい性格のせいで、せっかくの家族の集いを台無しにしてしまった私を、この小さな灯りが少しだけ明るくしてくれた。



それはそれとして。過ぎたことはもう忘れよう。

最近買って重宝しているのがこれ。ヨーグルトメーカーの、その名も「ヨーグルティア」。もちろんヨーグルトも作るけど、私の本当の目的は甘酒づくり。

これまでコタツで作ったり、炊飯器を開けっ放しにして作ったり、色々と工夫して作ってきたけど、やっぱり温度管理に苦労した。それが、このヨーグルトメーカーで作ると失敗なし。最適温度は60度。それより低くてもダメ(酸っぱくなる)だし、高くてもダメ(コウジ菌が死んでしまう)という絶妙の温度をしっかり保ってくれる。しかも、12時間というロングタイマー付きなので、スイッチを入れればあとは忘れておけるのが何より有難い。

ヨーグルティア

おかげで、例年になく快適な甘酒ライフ(って何だ?笑)を送っている。

が、今年はちょっと想定外の障害が発生。それは一気に高まった「塩麹ブーム」。テレビで作り方が紹介されて以来、どこに行っても生コウジが売り切れなのだ。乾燥コウジはかろうじて売っているものの、これもいつ売り切れるか分からない。早くブームが去ってくれるのを祈るばかり。

2月 19, 2012

夢から現実へ

何年ぶりかで本格的な雪になった。外は寒い冬。でも甥っ子が遊びに来ている家の中はにぎやかで暖かで、珍しい雪に皆でおおはしゃぎ。

いつもの街はあっという間にすっかりモノトーンに。夢の世界にいるような感じだった。

昨日の午後(注:カラー写真です)

めずらしく、一夜明けてもまだ残っていた!でも、もう色つきの世界にもどっていた。見慣れた景色が雪化粧してちょっぴり綺麗になっている。

今朝

雪深い地方での暮らしに思いをはせた。家のなかに大勢の人が一緒に暮らしていることが、寒い地方で暮らすのには必須だと今回つくづく思った。幼い子がいるとなおいい。

2月 12, 2012

おだやかな週末

良い天気の日曜日。久々にゆったりとした気分で家に居る。暖かい日差しに誘われて、タマジもコタツから出て日向ぼっこ。こんな日が一番いい。

陽だまりで上機嫌のタマジ


中2のサナギは、あさってのバレンタイン・デーに備えて菓子づくり。14日には、学校で(女子ばかりなのに)チョコレート大交換会が行われるらしい。サナギは生キャラメル。今年は色々と変りだねを作った様子。

上:ホワイトチョコ&ラズベリー
左:はちみつ&ブランデー
右:コーヒー
小さく切り分けて、セロファンで包む。


一方、私は来週のジャガイモ植え付けに備えて、種イモの準備。3種類の種イモを適当な大きさに切り分けて、切り口に灰をつけておく。しばらく天日で乾かして準備完了。本にそう書いてあったんだけど、こんなんでいいのかな?ほんとうに、今年1年は何でも失敗覚悟でやってみるしかない。そのうちに、少しずつ色んなことがわかってくるのを期待して。

種いもを灰で消毒して天日干し。
左:きたあかり、中:メークイン、右:男爵

来週末、甥っ子と一緒に植えるつもり。晴れたらいいな~

2月 04, 2012

足の裏・タネの話

たとえ短時間でも、畑に行って何らかの作業をしてきた後に入るお風呂は本当に気持ちがいい。特に足の気持ちよさが何ともいえない。まるで足の裏マッサージを受けているような(受けたことないけど)。疲れが癒されるとはまさにこんな感じを言うんだろうなと思う。ただし、これは街を歩き回ったときの足の疲れ方とは全くちがうように思う。どこがどう違うんだろう?

たぶん、畑では足の裏がちゃんと仕事をしているのだと思う。靴をはいて、舗装された平らな道やオフィスの床を歩くだけだと、足の裏はきっと何の仕事もしていない。それに対して、畑の中を歩き回るときは、でこぼこした地面にうまく対応すべく、つねに足の裏も何らかの作業をしているのだと思う。

畑で作業をしていると、身体のことついて色々と気づくことが多い。

あと、最近あらためて感じるのがホームセンターの楽しさ。こんなものまで売ってるのか!と楽しくなってしまう。ひとつひとつの品物に、ある種の機能美さえ感じてしまう。もの作り、道具、材料、そういうものたちのディープな世界がそこにある。

そして、ディープな世界といえば、タネの世界。これまで全く知らなかったが、またまた、ヨガのaccoちゃんのおかげで知ることとなった種苗業界の裏事情。

野口勲さんというタネやさんの本によると、いま市場に出回っている野菜のほとんどが「F1」と呼ばれる「1代交配種」のタネで栽培された野菜で、プロの農家向き、大量生産向きの野菜だ。味よりも、見た目の良さや、輸送しやすさ、収穫量の多さを追求している。それに対して、見た目は悪くとも昔ながらの個性的な味を持ち、自家採種しながらずっと育てられる、その土地その土地に適した品種を「固定種」と呼ぶらしい。もちろん家庭菜園には固定種のほうが向いている。

ところが、今その固定種と呼ばれる野菜の種はほとんど販売されていないのだそうだ。本の著者である野口さんのところでは、かろうじてまだ売っている。なので、道具はホムセンで買うけど、タネはなるべく「野口種苗」で買おうと思っている。ネットでも買えるし、値段も良心的だし、何より、手作りのタネの袋に野菜の紹介や作り方が愛情たっぷりに書かれているのが嬉しい。

このタネの問題は、知れば知るほど深刻で、世界規模の問題になってきている。もしかすると、原発と同じぐらい深刻な問題かもしれない。原発同様、これからもずっと注目していこうと思う。