2月 01, 2015

小春日和

珍しく風邪をひいてしまった。先週、甥っ子と一緒に遊んだときにもらったのかもしれない。保育園児の保持するウィルスは最強だ。

普段めったに病気しない性質なので、こうやってたまに風邪をひいて寝込んだりすると過剰に落ち込む。世捨て人のような気分になり、もう自分など世の中に必要ないのかもしれないと思ったりする。けど、気を取り直して、とりあえず大根の収穫だけはしておこうと畑に行ってきた。

畑に行けば、鳥たちが忙しそうに餌を探している。べつに誰に必要とされなくても、自足して生きている。ああ、人間ってなんでこう脆いんだろう。べつに誰に必要とされてなくても、誰かの迷惑にさえなっていても、ひたすら自分の寿命をまっとうすることを考えればいいではないか。などと鳥に感謝しながら機嫌よく帰ってきたところ。

写真は2週間前に撮ったもの。野でも山でも、それぞれ皆、自らの本分を全うしていて美しい。


山茶花の何かをついばむメジロ


ズームいっぱいで撮ったツグミ

意外と美しいヘクソカズラの実

もうそろそろ咲きそうなミモザ

コブシのつぼみ

切り株から生えてきたヤブツバキの若葉

クチナシの実

日光浴中のタマジ

整列!

久々に畑の報告。

今年は大根がうまくいった。種を蒔いて、芽が出て、ある程度大きくなるまで覆いをかけて虫から守ってやったからだと思う。それをしないと、幼いうちに蛾の幼虫に芯をやられてしまうのだ。その幼いときさえ守ってやれば、あとは少々喰われようが無事育つことが分かった。甘くて瑞々しい良い大根に育ってくれた。

そして、もうひとつ嬉しいのは、初めてまともな人参ができたこと。人参は種を蒔いてから発芽させる段階でいつも失敗した。種まき後、本当は毎日水遣りしないといけないのが、私の場合、週末しか水をやれない。このたびは、雨のサイクルが奇跡的にうまくいってくれて、ちゃんと発芽したようだ。発芽すれば、その後はほったらかしで育つ。冬の人参は寒さに耐えて、ものすごく甘い。

いま収穫できるのはこれぐらい。あとは、春に収穫する玉ねぎ、ニンニク、えんどう豆が植わっている。もうちょっとしたらジャガイモを植えたり、夏野菜の苗を作ったりする予定。だんだんと1年のスケジュールがわかってきたぞ!


聖護院大根・人参・青首大根