2月 02, 2014

パスポート

この度、サナギが修学旅行で必要だというのでパスポートを作りに行った。で、ついでに自分のも作っておいた。運転免許を持っていないので、写真つきの身分証明書が何もない。この際パスポートを作っておけば10年間は身分証明書代わりに使えると思い、特に海外に行く予定もないのに作ることにした。前のパスポートはもうとっくに期限が切れていたのだ。

実は、サナギもこれが2冊目のパスポート。前回作ったのはまだ乳児のとき。かろうじて一人で座れるようになった赤ちゃんのアオムシが、まだあどけない顔をしてパスポートの見開きに載っている。署名はもちろん私の代筆。結局一度も使わなかったパスポート。あの時、計画通り一家全員でインドに行っていたら、どんな人生になっていたんだろう。

あれから16年、ほんとうに色んなことがあった。16年前のパスポートの私の顔には悲壮感が漂っている。周囲の助けがなかったら私たち親子2人、今ここでこうして生きていなかったかもしれない。そう思うと、今のこの穏やかな毎日が夢のように有難い。感謝感謝の毎日だ。


穏やかな日々に感謝!


2月 01, 2014

もうすぐ立春

今日は小春日和で暖かかった。いつのまにやら1月が終わり、今日から2月。

畑へ行ってみると、もう小さな春が。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが咲いていた。テントウムシもいっぱい。あちこちで交尾をしていた。アブラムシを食べてくれる頼もしいテントウムシ、どんどん増えてほしい。

作業をしていると、軽く汗ばむような暖かさだった。季節はもう確実に春に向かって進んでいるんだなあ。

オオイヌノフグリ

テントウムシがいっぱい!

冬野菜は、大根ぐらいしか植えてない。それも、早い段階でシンクイムシ(芯喰い虫)にやられて、みんな瀕死の状態だった。それでもずっと見守っていると、自力で復活。何株かは大きな大根にまで育ってくれた。ただ、紆余曲折のあとが見られる。下のように、葉っぱが2箇所から出てうさぎの耳みたいになってたり。


ウサギの耳みたいな葉っぱの聖護院大根

冬の畑は楽しい。蚊がいないし、草もあんまり生えないし、土を触ると何ともいえず温かくて、いとおしい気持ちが湧き上がってくるし。

大根のほかには、玉ねぎ、ニンニク、えんどう豆、レタス、ルッコラ、春菊などが植わっている。有難いことに、まったくの無農薬にもかかわらず、葉物には虫がまったくいない。それというのも、私の畑をなわばりにしている下の鳥たちのおかげ。

どちらも昆虫を食べる鳥なので、居てくれると大助かり。私が作業をしていると、手を伸ばせば届くほど、すぐ近くまでやってくる。私の作業によって出てくる土の中の虫を食べるためだろう。よく見ると、とても可愛い。

イソヒヨドリ

ハクセキレイ

同じく私の畑をなわばりにしている生き物がもう1匹。それはこの人相の悪い猫ちゃん。何を食べに来るのかわからないけど、よく見かける。立派な身体に太い尻尾。最初はタヌキかと思った。きっと畑の周りにいるトカゲや蛙、ネズミなんかを食べに来るのだろう。


野生の猫

土の中では微生物やミミズが、土の上では鳥や虫や猫が、それぞれの生活を営んでいて、そのおかげで私が美味しい野菜を収穫させてもらっている。ありがたや。