3月 31, 2013

未知ゆえの恐怖

昨日収穫したサニーレタスと菜の花をボールで洗っていると、半透明の白い虫がいた。何かの幼虫。それも何匹も。ぎょっとして思わず夢中で虫を捨てた。

けど、ちょっと冷静になって、何の幼虫か調べてみようと思い立ち、ネットで調べたら、「ヒラタアブ」というハナアブの一種みたいだとわかった。もしそうだとするなら、この幼虫はアブラムシの体液を吸って成長する。てんとう虫と同様、アブラムシを退治してくれる益虫だったのだ。

かなり不快な外見だけど、これがいてくれたおかげでアブラムシの被害がなかったのだと思うと、捨てた数匹にとても申し訳ない気持ちがした。

何か分からないと、とっさに恐怖心がわくけど、正体がわかると多少奇怪な形をしていても安心して見ていられるから不思議。

新しいカメラ

畑の土ぼこりでやられたのか、前のデジカメがとうとう壊れてしまったので(レンズの出し入れができなくなった)、思い切って新しいの買った。今度のは接写(マクロ?)に強いので、小さな花や虫が前のより綺麗に撮れる。安いカメラでも、そこそこ撮れるんだな~と技術の進歩に感心。

ときどき畑で信じられないような綺麗な甲虫に出会うのだが、前のカメラでは小さすぎて捉えられなかった。次にあの虫に出会ったら、今度こそ写真におさめるぞ!

たまにはfacebookのほうに画像をアップしようと思って、アルバムにした。それをブログのほうに移そうとしたけどできなかったので、せめてリンクをここに。

畑の記録 (facebook に登録してなくても、ここをクリックしたら見れるはず)

3月 30, 2013

読書の愉しみ

しばらく妹と甥っ子たちが来ていて忙しかった。居るとややこしいけど、帰ってしまうとさびしい。

 誕生日に妹がくれたマグカップがすごく気に入っている。白い地に白い蝶が浮き彫りになっている。飲み口と下部分は渋い茶金色。毎朝飲むミルクティーがよく似合う。

何歳になっても甘えん坊の妹だけど、人への贈り物はいつも気が利いている。今月で育児休暇も終わり、4月からいよいよ1歳と3歳の子どもを保育所にあずけ、職場復帰する。めまぐるしい毎日が待っていると思うと今から気が滅入るそうだ。


妹が百万遍さんの手作り市で買ってくれたカップ

それとは逆に、私の人生はずいぶんと落ち着いてきた。泣いてばかりの20代、怒涛のような30代を経て、今ようやく自分の時間を持つことができるようになった。

 といっても大したことはしていない。第一に畑。そして、通勤電車内での読書。

 最近の大ヒットは20年ぶりぐらいに読んだ『モンテクリスト伯』(デュマ作 岩波文庫)だ。全7巻を一気に読んだ。翻訳も古くさく、字も小さいけど、それが全く気にならないぐらい夢中で読んだ。いま改めて読むと、自分の知識や経験が増した分、理解できる箇所が増えたのか、前よりもっと面白く感じた。終わりごろになると、この主人公と別れるのが辛くて本当に泣きそうになった。

 それですっかり読書づいてしまい、月2回のビッグイシューの販売日を忘れるほど、次から次へと本を読んでいる。

今は『終わりから始まる 百姓菩薩の九十年』(松井浄蓮)という本。これについては、また改めて書くかもしれないが、これがまた面白い。

 それと並行して読んでいるのが、有名なバスケ漫画、『スラムダンク』。これはサナギの推薦。実は「スラムダンク全巻」というのが、サナギの強いリクエストにより、私から彼女への進学祝いとなったのだった。それをサナギから借りて読んでいる。進学祝いにマンガ全巻って...と、ちょっと躊躇したのだけど、これは本当に面白い!というわけで、ま、いいか。

 この歳になって、ようやく読書のたのしさが分かってきたような気がする。この読書ブームはしばらく続きそう。

3月 25, 2013

卒業式

確定申告の繁忙期も無事終わり、気がつけば世の中はもうすっかり春。梅が終わり、コブシ、もくれん、サンシュユ、ボケなど大好きな花が咲き始めた。ガスの匂いのヒサカキ(姫榊)も花盛り。

そして、桜がつぼみを開き始めた先週の金曜日、サナギの卒業式に行って来た。来るな来るなと言われていたけど、行ったら行ったで嬉しそうにしていた。これで義務教育もおわり。これからは自分の意思で進路を決めていくわけだ。



集合写真を撮ってもらうサナギたちを後ろから見守るマリア様。...の横にネコ!思わずカメラの焦点がそちらのほうに行ってしまった(笑)