蝉が鳴き始めた。大好きな百日紅(サルスベリ)も咲き出した。日差しが急に強くなった。いよいよ夏到来!
頼んであったブルーベリーが今日届いた。瑞々しくて美味しい!このたびは、日ごろ畑でお世話になっているTさん夫妻と、畑の主のじいちゃん宅にもお届けした。 作物の世話や真夏の収穫作業の大変さを熟知している人たちなので、この珍しい果物をものすごく喜んでくれた。
病気で倒れた地主さんに代わって畑の世話をしてくれているTさん夫妻とは、もうすぐ1年の付き合いになる。が、実は前から縁があったのだ。というのも、Tさん(ご主人のほう)が会社を退職したときの確定申告を、なんと私の母がやっていたのだった。世間はせまい。その人と畑で偶然会おうとは!
自分の奥さんのことを「おばはん」と呼ぶ、口の悪いTさんだけど、仕事は丁寧だし、仲良くなってみるとめちゃくちゃ親切だし、ユーモアのセンスもあって楽しい。口の悪い人は嫌いじゃない。(その筆頭にあげられる超毒舌家は、ほかでもない、うちのサナギである。)
そのTさん夫妻から毎週いろいろ頂く。きゅうり、ナス、トマト、ミニトマト、いんげん豆、ねぎ等々。今日もトマトとミニトマトをたくさんいただいた。
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トマトだらけ! |
一度に食べきれないので、ドライトマトに挑戦することにした。本当は天日で干すのがいいんだろうけど、今日はあいにく曇りだし、平日の管理が難しそうなので、オーブンで焼きながら作ることに。(うまくできたらアップします)
キュウリもたくさんとれたので、いまピクルスにしているところ。大きなトマトはトマトソースにして保存しておくつもり。畑をやっていくことと、保存食を作ることはセットで習得していかないといけないと思った。漬物、干物、ソース、ジャム...。時間はかかるけど楽しい。
最近、農産物は知り合いの人に紹介してもらった生産者の人から直接買うことにしている。買い物の過程をできるだけシンプルにしたいし、生産過程もわかっているので安心して食べられるし、そして何より味が濃くて美味しいからだ。写真のブルーベリーもそうだけど、化学肥料や農薬を使わず、いい土を作ることに取り組んでいる農家の作物は「ほんもの」の味がする。
生産過程が安心という意味では、たとえば、いずれ電気なんかも知り合いから買える世の中になるといいなと思う。もちろんその電気とは、化石燃料や原子力を使わないやり方で作った電気。でも近い将来、それも実現しそうな気がする。
自分の畑のものと、有機農家のもの、それらを主体に食事を構成しているため、自然と旬のものばかり食べることになる。あとは少し卵、肉類、魚類を足すだけ。それも、そのうち知り合いから買うか、自分でとれるようになるといいなあ。せめて卵と小アジぐらい。近くでとれた旬のものを食べるというのが食の基本だと思う。(ときどきアボカド食べるけど...)
それにしても、この暑い日差しのなかで育った夏野菜が身体を冷やしてくれ、寒い冬に育った冬野菜が身体を温めてくれるというのは、考えてみれば不思議だけど、それは野菜自身が身を守る手段として獲得してきた成分を人間が摂取して恩恵にあずかっている、ということなのだろうか。何にしても、ありがたく頂戴している。