この春から北播磨(兵庫県中南部)にある大学に就職して、一人暮らしを始めた友達のところに遊びに行ってきた。私のふるさと、播磨地方。広がる田んぼと、低くてやさしい山々。今なお健在の里山の風景... ほんの短い間だったけど、久々に自分の原点を確認してきた。
窓を開けると蛙の声が聞こえ、朝起きるとヒグラシが鳴いている。畑には夏野菜に混じって小菊や百日草が植えられて、にぎやかな彩りを添えている。槿(ムクゲ)、芙蓉、クサギの花... 懐かしい。
ヒグラシの鳴く中、露天風呂にも入ってきた。地元野菜を使った美味しいイタリアンも堪能した。やっぱり田舎は何ともいえず豊かだな~と感じる。
そして、田舎へ行くと一番楽しみなのが、新鮮な野菜・果物の生産者直接販売。友人宅の近くにも、やはりそういう場所があって、農家の人が手塩にかけた野菜がところ狭しと並んでいた。自分で育て、自分で値段を決めて、自分で出荷できるお店。そういうお店があちこちに増えているようだ。売る側にとっても、買う側にとっても、本当に有り難い。
今回のいちばんの収穫は桃!瑞々しくて、めちゃくちゃ甘い。桃といえば岡山だが、播磨の桃もなかなかすごい。ほかにも、きゅうり、トマト、まくわ瓜、ニガウリ、紫タマネギ、茄子、甘長唐辛子、オクラ、黒豆の枝豆、などなど、いーっぱい買いこんで意気揚々と帰ってきた。
さて、これから生のトマトを贅沢に使ったスルメイカのペスカトーレと、甘長唐辛子の炒めものと、ゴーヤ炒めを作るぞ!それと、もちろん播磨もろみの「もろきゅう」。 ああ、これぞ豊かな食卓。夏野菜万歳!
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