昨日は、インド帰りのaccoちゃんと神戸の北野を散策。いい天気で気持ちよかった。さなぎが今の中学校に縁付いて以来、よく北野をうろついている。震災以来だろうか、以前のような気取った雰囲気がなくなり、ほどよくさびれて、歩きやすくなっていると思う。
前から気になっていた、ハンター坂の普通の団地の一室にあるテワリさんのインド食料品店併設のインド家庭料理(ほんとに家庭の中で食べる)に、とうとう行ってきた。正式名を「クスム本場家庭料理」というらしい。完全菜食のお宅で、しかも妥協のないインド流おもてなし(色んな意味で本場...汗)のため、一緒に行ってもらえる人は限られる。というわけで、適役のaccoちゃん(@ヨガ行者)と行ってみた。
月曜は定休日とのことだったけど、食べたいと言えばすんなり開けてくれた。何事も頼んでみれば何とかなるというのもインドならでは。
これに、サモサ2つ、タマリンドの甘酸っぱいチャツネ、コリアンダーの辛いチャツネ、アチャール(ピクルス)、あま~いマンゴージュース、サラダ、チャイがついて、しかも食べ放題で、980円。美味しかった!特にダール(インドの味噌汁的な豆スープ)は、久しぶりの家庭の味で、あまりに懐かしく、おかわりしてしまった。
そして、別室のテワリさんの食料品店で、大好きなアチャール(ピクルス)をテイクアウト。具は人参、レンコン、カリフラワー。
北野には、神社やお寺は当然のこと、キリスト教のカトリック教会、バプテスト教会、イスラム教のモスク、ジャイナ教(ヒンズー教の一種)寺院と何でも揃っていて、無いのはユダヤ教のシナゴーグぐらいかなと思っていたら、なんとシナゴーグもちゃんとあった。accoちゃんが地図で見つけてくれた。
ということは、北野という狭い一角に世界の主要な宗教施設が全部そろっていることになる。しかも、観光用ではなく、全部ちゃんと日常の礼拝に使われているというのが、改めてすごいと思った。
上は、大理石造りのジャイナ教のお寺。すんごい豪華。というのも、神戸のジャイナ教徒(グジャラート州からの印僑たち)は、古くは綿織物、ついで真珠の商いで大儲けして、北野一円の大地主となり、今でも非常に裕福な生活をしているのだ。写真は前に撮ったもので、扉は閉まっているが、昨日は開いていた。中に入ると、ジャイナ教徒の一家が総出で朝のお祈りをしていた。ご神体は、金銀で飾られた美しい女神さま。神戸に住んで何代にもなるだろうのに(だからこそかもしれないが)、ずっと厳格に信仰を守り続けている。
そして、これは北野で出会った可愛い猫ちゃん。
というのは嘘で、ただのタマジ。
「遊ぼ!」と言っている。
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