7月 20, 2008

「かっこええ」?

梅雨が明けて、毎日猛暑。職場では、毎年恒例のエアコンバトルが勃発している。設定温度を低くしたい男性と、高くしたい私。もうかなり関係が悪化している。毎年のことで、本当に嫌になる。その男性、あくまでスーツ&ネクタイにこだわる人なのだ。所長はとっくに半そでシャツで出勤しているというのに。

ま、その話はともかく、昨日ちょっと面白かったこと。

さなぎ(元青虫)は、いま大の「週刊ジャンプ」ファン。毎週月曜日、何とかお金を工面して、近くのコンビニにジャンプを買いにいく。でも、月曜日が祝日のときは、土曜日に発売されるらしく、昨日が発売日だった。一緒に出かける用事があったので、その行きしに買うことになった。

「駅前の本屋で買う?」と私。

さなぎは、「いや、本屋じゃなくて、駅の売店で買うわ。だって、売店のおばちゃんって、かっこええもん」

「?」(駅の売店のおばちゃん、かっこええかな...?)

で、その売店に到着。さなぎは、すかさずお金の方を先に渡した(あまり買い物に慣れてない)。ずり落ちそうなカツラを安っぽいヘヤピンでバシバシに留めた、その厚化粧のおばちゃんは、困る様子もなく、「なに買うのん?」 さなぎが、「ジャンプ」と答えると、おばちゃんは、

おばちゃん:「ああ、ジャンプね。250円...ほな、おうてる(合ってる)わ。今週10円高いでしょ。」

さなぎ:「40周年記念号やから。」

おばちゃん:「うわー、もう40年になるのん。すごいなあ。ずっと読んでるのん?」

さなぎ:「今年になってからはずっと読んでる」

おばちゃん:「ほんまぁ」 (と、満面の笑み)

売店を離れてから、さなぎが私に言った。「ほらな、かっこええやろ?」

なんだか可笑しかった。「かっこええ」というのは、そういう意味だったのだ。つまり、余裕があるというか、話し上手というか、つまり、相手をリラックスさせて、安心して買い物させる技術(?)を持っているということなのかもしれない。買い物慣れしていない子どもでも、緊張せずにお金が払えるのだ。

そういえば、梅佳代という写真家の写真集に、「人生経験」というタイトルの写真があって、それは駅の売店のおばちゃんの写真だ。所狭しと並んだ雑誌やガムなどの商品の奥で、満面の笑みをたたえた厚化粧のおばちゃん。この写真集は傑作だ。(『うめ版 新明解国語辞典』三省堂)

7月 07, 2008

七夕&タマジの誕生日

今日は7月7日。ということは、タマジの誕生日。2歳になった。人間でいうと成人。今度の連休に子ども達がタマジの成人式ならぬ、「成猫式」をやるようだ。

この紫陽花、近所のバス停に、「ご自由にお取り下さい」というメモ書きとともに置いてあった、たくさんの切り花のうちのひとつ。誰かわからない風流な人の寛大さに甘えて、うちも1本もらってきた。ずいぶん長い間、綺麗に咲いている。きっと育ちがいいのだろう。